プレイバッカーズは、今年結成30周年を迎えます。

ウクライナ支援

戦争が続くウクライナから日本に避難してきた方、日本に住むウクライナの方を公演にご招待し、プレイバックシアターを通してストーリーを語り、日本とウクライナがお互いにつながる機会を提供します。現在、ウクライナ人によるグループ、MAVKYが誕生し、プレイバッカーズとともに舞台に立っています。
これまで、皆さまからお寄せいただいた寄付金は、ウクライナの方を公演にご招待する活動費に、また、負傷者の治療やリハビリテーションをしている下記、医療機関などへ送金をしました。

公益財団法人横浜市国際交流協会
「ウクライナからの避難民の生活のための募金」

KRAN Charitable Foundation

この支援は、ウクライナから来日したプレイバックシアター仲間、オレーシアさんの想いにより始まりました。

〜オレーシアさんからのメッセージ〜

私はウクライナで2014年から戦争を経験してきましたが、2022年になり、事態はよりひどい状況になりました。シェルターで2か月間を過ごし、その間に様々なストーリーが生まれました。その体験をプレイバック仲間と共有できたとき、プレイバックシアターの芸術性がもたらす癒しと、ストーリーを通して創られる他者とのつながりを身をもって感じました。私は、プレイバックシアターの場を共有することが、私たちに魂の平和と、互いへの深い理解をもたらすと信じています。

Olesia Kyrylchuk

実績

ウクライナ人道支援チャリティー公演「穏やかな窓辺にあこがれて」
◎2024年2月25日 Vol.4

  • 会場 : ウィリング横浜

◎2023年8月12日 Vol.3<日本人中高生招待公演>

  • 会場 : パシフィコ横浜 横浜市国際協力センター
  • 会場協力 : 公益財団法人横浜市国際交流協会

◎2023年2月11日 Vol.2

  • 会場 : パシフィコ横浜 横浜市国際協力センター
  • 会場協力 : 横浜市国際局

◎2022年10月15日 Vol.1

  • 会場 : 渋谷区スポーツセンター
  • 協力 : 日本メンタルトレーナー協会 ウクライナ心のケア交流センター

感想

2024年2月/Vol.4

<ウクライナ>

  • たくさんの複雑な感情を、パフォーマーたちが自身を通して伝えてくれた。たくさん泣いたり、少し笑ったり、そういうことが大丈夫だと感じられる温かい雰囲気だった。通訳の方にも感謝。機会があれば、次回は私の話を共有したいと思う。
  • いろいろな気持ちを感じた。泣いた。カタルシスを得られた。
  • 公演によって複雑な思いを感じることができた。アクターの皆さんは、お客さんの気持ちをとても明確に表現していたと思う。
  • アクターの演技、誠実さ、明晰さ、感情がこめられた演技、そして、最善を尽くしていることに感銘を受けた。

<日本>

  • ウクライナのアクターもいて、ニュースでは見ることができない国際的な社会問題を身近に感じることができた。
  • ウクライナの方々のお話は、個人的にたくさん聞いてきたが、演劇、プレイバックシアターという形でアウトプットされると本当に心にくるものがあった。話で聞いたことをプレイバックで見ると涙がとまらなかった。
  • ニュースを通してしか知らないウクライナ。本日、私の中にひとつのリアリティが生まれた。

2023年8月/Vol.3
<ウクライナ>

  • 私の話も含めて、俳優が人々の気持ちを反映させているのが良かった。どこの国の人であっても、気持ちは同じだということがよくわかった。また、必ず来たい。
  • 胸が熱くなる一方で、リラックスもできた。演技によって思考が深まった。
  • 日本人とウクライナ人が共につくりあげた時間に感謝。演劇を通して、文化を学ぶことができてうれしく思う。仲間との出会いとコミュニケーションに喜びを感じた。

<日本>
【中高生】

  • ウクライナの方が、日本に来て感じたことを知れて、うれしかった。特に、日本に来て親切にしてくれてうれしかった、と言っていたのが、印象的だった。(中学2年)
  • 国を越えて、たくさんの人の物語を自分の目でみて体験できる、素晴らしいことだと感じた。また、言葉がなくても通じ合うような空気感が伝わってきて、楽しかった。(中学3年)
  • ウクライナの人の感じたことを日本の人が表現しているところを見て、思いは国境を越えるのだと思った。(高校1年)・初めて参加したが、少ない言葉で感情や情景を繊細に表していて、とても素敵だった。(高校2年)
  • 公演はとても明るく、元気をもらった。日本での生活の話を聞けてとても貴重だった。(高校2年)

【大人】

  • ウクライナの方々と一緒の時間を過ごしたのは、初めてだった。ウクライナの方々が、とても心が温かく、優しさと愛情に溢れているのだと感じた。高校生の娘と一緒に参加できたこともまた、うれしかった。
  • オデッサ出身の男性の気持ちをウクライナアクターが、演じたとき、自分の故郷と横浜を重ねて、懐かしんでいるのだろうな、という気持ちがひしひしと伝わってきて、涙ぐんでしまった。

2023年2月/Vol.2
<ウクライナ>

  • すばらしい公演に心から感謝している。それぞれのシーンに触れることで、いろいろな感情が湧き起こった。公演、そして、支援をありがとう。
  • それぞれのアクターのエネルギーを感じた。そして私は、感極まり、涙してしまった。ありがとう!・上演に、アクターたちに、ウクライナのことを思って出席された方々の真摯な支援に、感動し刺激を受けた。
  • 鳥肌がたった。
  • 観客と対話する芸術を見る機会を得られたことに、とても感謝している。
  • とても感動した。語った人の思いが、役者たちの営みに翻訳されていった。

<日本>

  • 重い口を開いて、勇気を持って話してくださった方の、その複雑な想いを、想像するだけで、涙がこぼれた。 とても大きな苦しみを持って、生活している方々がいらっしゃるという現実から、目を背けてはならないと、改めて思う一日となった。
  • 戦禍の最中にあるウクライナの方たちから、直接の体験を聞く貴重な機会であり、震撼とさせられながらも、 プレイバックシアターを通して、お互いと交流しあえたことが、ありがたかった。この体験をしたことが、私の心の深みに何らかの変化を起こしたように思える。無理のないペースでの進行、日本とウクライナのアクターたちの場の共有、一体感が良かった。このような意味ある形で、ウクライナの方々へ寄付ができたことも良かった。
  • 参加者のストーリーを即興劇で追体験することで、言葉で表すことの難しい心揺さぶられる感覚を味わった。全身と空間をめいっぱい使った表現から、頭の中のイメージの奥行きが広がり、共感を越え、感受性のスイッチがすべてオンになったような、日常忘れていた感覚を取り戻したような刺激をもらった。
  • 会場まるごと包み込まれるような、人の温かさ、悲しさ、喜び、絆。心で感じるとはこういうことかと、愛おしい時間を過ごすことができたように思う。心で感じる、見えないものを感じる、共有する、この感覚を大切にすることで、身近なところから、人を大切に、世界を大切に考えていきたいと思った。
  • 自分が体験したことがない場面でも、自分の何かに触れて、自分の一部のように感じた。今回のストーリーは、自分との強い接続はない場面が多かったが、それでも自分の中に自分のことのように感じられ、それは演劇の力なのかと思った。
  • 言語化できない思いも汲み取り形にしているのは、すばらしいと思った。どれも切実なお話で観ていて、心が痛み、より強く平和を祈るようになった。また、テラーが、心の内を話したことで、一歩前に進んでいるように感じたので、うれしく思った。涙があふれる公演だった。

2022年10月/ Vol.1
<ウクライナ>

  • アクターたちの上演と、プレイバックシアターの構造に感動した。
  • プレイバックシアターを見るのは初めてだった。アクターの演技は、ちょっと変わったものだった。けれど、感動的で、もっともっと見たい、という気持ちになった!
  • アクターたちはとても巧みに、ストーリーの繊細な音色を表し、感情の色合いさえも捉え、シンプルかつはっきりと、見る者に届けていた。
  • 自分の感情や経験、歴史を他の人がどう描くかを見るのは、とてもおもしろい体験だった。アクターたちは、それをとてもうまくやってのけたと思う。
  • 一体どんなことが起こるんだろうと思っていた。普通とは違っていたからだ。最後には、もっと見たいという気持ちになった。このような機会に感謝!
  • 私にとって、全く新しいものだった。そして、まず感じたのは、誰かに自分の気持ちを描かれ、評価されているように見えることへの恐怖心のようなものだった。でも、やってみたらおもしろくなったので、こういう機会に恵まれたことをとてもうれしく思っている。私の物語に対する日本人の見方、感じ方も興味深かった。また、自分の気持ちをどう言葉で表現すれば、役者に伝わり、理解してもらえるかという点でも、おもしろかった。だから、とても多様な体験ができた。

<日本>

  • 公演前はウクライナの方のお話を聴くことに怖さがあった。それは報道される状況から想像しているものだった。公演後は、「安定したものがなくなること」「自分の母国語が奪われること」「決断を迫られること」が、ウクライナの方と今の自分では、環境の安定度は異なっても別世界の話でなく、地続きに感じ、身につまされた。
  • 一人ひとりのストーリーを聴くことで、その世界で起こっていることが、遠い世界のことでないと感じた。
  • 初めて公演を観たが、とても刺激的なひとときだった。観客から聞いた話のエッセンスをそれぞれの役者が掴み即興で演じる。ときにそれは人であり、象徴であり、兵器でもあった。そして、全て終わってみると、 ひとつずつの話が何かしらで繋がっていたなという不思議な感覚も得られた。自分も話をして、その物語を見せてもらったが心が温まった。
  • 久しぶりにプレイバックシアターに参加した。言葉を越えた劇の世界に引き込まれた。家や仕事や暮らしは形を変えても、その根底にある人の愛や希望は普遍のものであり、そのことが伝わって、皆の思いが会場中に伝播している感じが、心地良かった。
  • それぞれ参加者のストーリーに心動かされながら、また、そこにある感情体験を自分のものと重ね合わせながら、座っていた。人間共通の暖かさ、深さを感じられた、充実した時間だった。

公演風景

2024年2月/Vol.4

  2023年8月/Vol.3

 2023年2月/Vol.2

2022年10月/Vol.1