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それまでの私は、仕事を終えて帰宅してから、
子供たちとご飯を食べたり、遊んだりと一緒に過ごす時間がありました。
ところが、2人目の子どもが生まれた後、様子は一変してしまいました。
新しい職場への異動がその原因です。
帰宅はいつも夜遅くになってしまい、
子どもたちが起きている時間にとても間に合わなくなってしまったのです。
家に帰ると、当然子どもたちはすっかり夢の中。
それでも、今日はまだ起きているかもしれない・・・
一縷の望みを抱きながら帰る夜もありますが、
ほとんどの場合望みは打ち砕かれてしまいます。
無邪気な子どもたちと過ごす、ごくありふれた時間が
自分にとってどんなに大切なものだったかを気づかされました。
だから一緒に遊べない日々が続くと、
私はとても悲しくなります。
そんな私にできること、
それは子どもたちの寝顔を見ながら
「ただいま」と小声で話しかけることです。
かわいい寝息をたてている、私の愛しい子供たち。
見ているうちに、つい我慢できなくなって、
ほっぺをつんつんと触ったりしてしまいます。
そうこうするうちに、子どもたちが目を覚まし、
「わーい!」と起きだして一緒に遊び始めてしまうことがあります。
妻は「せっかく寝かしつけたばかりなのに・・・」と
文句を言いながらも
「仕方ないわね」と苦笑いです。
子どもの寝顔を見ているとき、
そして「わーい、パパだ」と
ぷくぷくした腕を首にからませてくる子を抱きしめたとき、
心の底から幸せな気持ちが込み上げてきます。
幸せをを計る尺度はいろいろあるかもしれないけれど
この温もりを抱くことのできる自分は、
それだけで「ああ、私は勝ち組なんだ」と思ってしまうのです。
※このストーリーは、実際に語られたストーリーを元に書かれておりますが、
語った方のプライバシー保護のため、実際とは異なる部分もございます。
また、ご本人のご好意のもと、掲載しております。 |