【千夜一夜物語】今月のお話は「終わりなき苛立ちの日々」です。
プレイバッカーズは、プレイバックシアターを上演する劇団です。
topics 自主公演Vol.16は、無事終了しました!! ありがとうございました。
自主公演情報
合宿
テーマ別活動
スケジュール
活動実績一覧
プレスリリース
千夜一夜物語
2006年
男と女の間
私の原点
勝ち組
足をひっぱりたくはないけれど
あふれだした涙
世界一の場所
3年目の勇気
女子の応援団長
隣同士の不思議な絆
終わりなき苛立ちの日々
2005年
制御不能な気持ち
金木犀の宝箱
ロッキーからの贈り物
打ち砕かれた偏見
人生がすっきりするように。
やっと吐き出せたヘドロ
また会おうね
消えた傷口
もうひとつの目線
凍りついた部屋
幻の川を夢見ながら
手を繋いで、思い出の中へ
2004年
早く来てくれ!
灰色の長い夜が明けるまで
天国からの使者
信念と現実の狭間で
動き出した時計
同じはずの違う愛情
新しい侵略者
反対側の気持ち
2つの選択
ぼくの小さな冒険
まっすぐな優しさ
巣立つとき
10年間の感謝をこめて。
Photo Gallery
プレイバッカーズについて
プレイバックシアターについて
LINK
Let's Watch(掲示板)
千夜一夜物語

終わりなき苛立ちの日々

近頃、私は大量の仕事に追われ、とても疲れています。
その日も、私はいつもと同じように
疲れ果てて仕事から帰ってきました。
すると家にはとてもカリカリした様子の妻がいました。

彼女を苛立たせているものが何なのか
はっきりと分かりません。
けれど、明らかに彼女は苛立っている。
何も言葉を発していないにも関わらず、
とがった感情は空気を伝わって私に響き渡ってきました。
そしてその苛立った空気はお互いの間を共鳴しながら増幅し、
本物の喧嘩へと発展しました。


「もっと家のことも手伝ってよ。」と妻。
「出て行く!」と私。

妻も私も、これ以上ないほどの苛立ちが
心の中に渦巻いていました。
どんな言葉を選んでも、この感情には到底追いつかない。
ほんの 1mm も言葉として表現できない。
当然、時間は私たちの喧嘩を解決してくれるわけではありませんでした。
まっさらの新しい時間を与えてくれるわけでもありません。
ただなんとなく、その険悪さを薄く延ばしてゆくだけでした。

結婚したばかりのあの頃
何もかも、お互いの欠点さえも愛おしく、
これが家族の幸せなんだ、と実感していました。
このふんわりとした暖かさがずっと続き、
そしてお互いの絆が深くなってゆくのだ。
そんな風に思っていました。
でも、結婚してからふたりで過ごしてきた時間、
かわいい子供という家族が増えてからの時間、
そんなたくさんの笑顔で包まれた確かな歴史と同じに
この喧嘩や険悪な時間や苛立ちも、
確実に生活の中に横たわっているのです。

いつから、私たちはこんな風になってしまったのでしょう?
ただただ、新婚のあの頃の暖かでやわらかい関係を
望んでいるだけなのに。
ただ、自分も、そして家族も幸せであれば良いと願っているのに。


※このストーリーは、実際に語られたストーリーを元に書かれておりますが、
  語った方のプライバシー保護のため、実際とは異なる部分もございます。
  また、ご本人のご好意のもと、掲載しております。

( 2006.1.1 )
問合せ先
プレイバッカーズ代表 宗像佳代
〒233-0011  横浜市港南区東永谷1-15-30-305
電話&FAX:046-873-2521
E-mail:info@playback-az.com
 
copyright(c)2008 playback-AZ