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近頃、私は大量の仕事に追われ、とても疲れています。
その日も、私はいつもと同じように
疲れ果てて仕事から帰ってきました。
すると家にはとてもカリカリした様子の妻がいました。
彼女を苛立たせているものが何なのか
はっきりと分かりません。
けれど、明らかに彼女は苛立っている。
何も言葉を発していないにも関わらず、
とがった感情は空気を伝わって私に響き渡ってきました。
そしてその苛立った空気はお互いの間を共鳴しながら増幅し、
本物の喧嘩へと発展しました。
「もっと家のことも手伝ってよ。」と妻。
「出て行く!」と私。
妻も私も、これ以上ないほどの苛立ちが
心の中に渦巻いていました。
どんな言葉を選んでも、この感情には到底追いつかない。
ほんの 1mm も言葉として表現できない。
当然、時間は私たちの喧嘩を解決してくれるわけではありませんでした。
まっさらの新しい時間を与えてくれるわけでもありません。
ただなんとなく、その険悪さを薄く延ばしてゆくだけでした。
結婚したばかりのあの頃
何もかも、お互いの欠点さえも愛おしく、
これが家族の幸せなんだ、と実感していました。
このふんわりとした暖かさがずっと続き、
そしてお互いの絆が深くなってゆくのだ。
そんな風に思っていました。
でも、結婚してからふたりで過ごしてきた時間、
かわいい子供という家族が増えてからの時間、
そんなたくさんの笑顔で包まれた確かな歴史と同じに
この喧嘩や険悪な時間や苛立ちも、
確実に生活の中に横たわっているのです。
いつから、私たちはこんな風になってしまったのでしょう?
ただただ、新婚のあの頃の暖かでやわらかい関係を
望んでいるだけなのに。
ただ、自分も、そして家族も幸せであれば良いと願っているのに。
※このストーリーは、実際に語られたストーリーを元に書かれておりますが、
語った方のプライバシー保護のため、実際とは異なる部分もございます。
また、ご本人のご好意のもと、掲載しております。
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