【千夜一夜物語】今月のお話は「また会おうね」です。
プレイバッカーズは、プレイバックシアターを上演する劇団です。
topics 自主公演Vol.16は、無事終了しました!! ありがとうございました。
自主公演情報
合宿
テーマ別活動
スケジュール
活動実績一覧
プレスリリース
千夜一夜物語
2006年
男と女の間
私の原点
勝ち組
足をひっぱりたくはないけれど
あふれだした涙
世界一の場所
3年目の勇気
女子の応援団長
隣同士の不思議な絆
終わりなき苛立ちの日々
2005年
制御不能な気持ち
金木犀の宝箱
ロッキーからの贈り物
打ち砕かれた偏見
人生がすっきりするように。
やっと吐き出せたヘドロ
また会おうね
消えた傷口
もうひとつの目線
凍りついた部屋
幻の川を夢見ながら
手を繋いで、思い出の中へ
2004年
早く来てくれ!
灰色の長い夜が明けるまで
天国からの使者
信念と現実の狭間で
動き出した時計
同じはずの違う愛情
新しい侵略者
反対側の気持ち
2つの選択
ぼくの小さな冒険
まっすぐな優しさ
巣立つとき
10年間の感謝をこめて。
Photo Gallery
プレイバッカーズについて
プレイバックシアターについて
LINK
Let's Watch(掲示板)
千夜一夜物語

また会おうね

彼と私は、同じチームで仕事をしてきました。
彼は頑固で自分の意志を曲げることがなく、
時には、周りの人が迷惑をしていても
自分の信じた方向に進んでゆく人でした。


彼とは親子ほど歳が違っていました。
まさに高度経済成長期の企業戦士そのもので、
考え方や行動はまるで、父のようでした。
決して気を抜くことのない、がむしゃらで一途な性格。
どうしてそれほど、自分の考えにこだわるのか。
他の人が思うエッセンスを拾えず、自分の思うところ、
言い換えれば、的外れな視点にばがりにこだわるのか。


数ヶ月前のこと、
そんな彼が、病のため亡くなりました。
私は葬儀に参列し、
彼を送り出す儀式を他のひとびとと共にしました。
彼の功績や人柄を忍ぶ声の中、
いよいよ息子の参列者へのあいさつが始まったのですが
私はその言葉を聞いた途端、
急に体が暖かく溶け出しそうになりました。
その言葉が私の胸に一直線に届き氷点を突き破ったのです。


「父は、病の床で息を引き取るその寸前まで、
『自分は元気になって、仕事をするんだ!』
そう言っていました。父は、そういう人でした」


そうだ、彼は本当にそういう人だったんだ。
グループでやっていたときの彼は、混沌を持ち込むことが多く、
周りからは困った人という評判もあがった。
しかし、お葬式で家族に語られた彼は、仕事も家族も愛する人だった。
私の知らない彼だった。
父親として生きた彼、
チームの一員としては見えなかった彼の本当の姿。


そして、そう感じたとき
「もっと大きなやさしさや暖かさでつつんであげればよかった」
と思ったのです。


天国でまた会おうね。


※このストーリーは、実際に語られたストーリーを元に書かれておりますが、
  語った方のプライバシー保護のため、実際とは異なる部分もございます。
  また、ご本人のご好意のもと、掲載しております。

( 2005.6.1 )
問合せ先
プレイバッカーズ代表 宗像佳代
〒233-0011  横浜市港南区東永谷1-15-30-305
電話&FAX:046-873-2521
E-mail:info@playback-az.com
 
copyright(c)2008 playback-AZ