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私が18歳、高校3年生のときのお話です。
受験の時期が刻一刻と迫る中、
私は進路について迷っていました。
夢を追いかけるべきか、
それとも約束された将来を選ぶべきか・・・
当時、私は芝居に夢中でした。
できることなら、この道に進みたい。この世界で生きていきたい。
芝居の世界で羽ばたく自分を想像するたびに
心はこの上なくときめいていました。
そんな私の夢とは裏腹に、母は福祉の道をすすめました。
あなたは絶対、福祉に向いている!
人の世話を焼くのが好きだし、
ボランティアもたくさんしてきたじゃない。
それに、なんといっても厳しい世の中、
仕事もたくさんある。
リストラにあうこともない。
福祉こそ、あなたにピッタリのすばらしい仕事よ。
母の言っていることはもっともでした。
将来を考えると、
福祉の道の方がいいに決まっているとも思いました。
けれど、自分の夢を簡単に捨てるわけにはいかない。
いや、捨てたくない。
私はどうしたらいいの?
2つの選択肢の中で心は大きく揺れ動きました。
でも、時間は冷酷にも私に決定を迫ってきます。
はやく、はやく!
どっちにするの?
今、自分の人生を決めなければなりません。
さんざん悩んだあげく、私は福祉の学校へ通うことを選びました。
そして今、福祉の仕事をしています。
でも、それだけではありません。
仕事以外の活動として、芝居もやっています。
こうして私は2つの道を
同時に手に入れることに成功したのです。
それはとても幸せなはずでした。
なのに私は、今また迷いの日々を過ごしているのです。
福祉の仕事は、体力が命!
けれど、仕事でこんなにクタクタになっていたら、
私が情熱を燃やす芝居ができなくなってしまう。
生活をしていくためには、お金が必要だし、
芝居だけでは食べていけないこともわかっているのだけど・・・。
私は相変わらず、芝居への夢を捨てることができないのです。
当時、18歳の私は大きな決断をせまられ、
確かにひとつの決断をしました。
けれども、そこで全てが終わったわけではありませんでした。
今もまた、悶々と迷いの日々を過ごしているのですから・・・。
※このストーリーは、実際に語られたストーリーを元に書かれておりますが、
語った方のプライバシー保護のため、実際とは異なる部分もございます。
また、ご本人のご好意のもと、掲載しております。
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