●<男女共同参画パフォーマンス> ケーススタディ

即興劇で見てみようー 男のメンツ!! 女の○○?
2009.7.4
日 時:2009年7月4日(土) 14:00〜15:30
参加者:40人
主 催:東京都北区男女共同参画センター・スペースゆう
 

●全体の流れ
 
1. 導入 
今日の出来事をインタビューし、それを体と声で表現する。 
(手法 動く彫刻、タブロー)
・ 
ここへ来るまでにいろいろと用事があり忙しかった。
忙しく、暑かった。
1週間ぶりの休みの日で、ゆっくり目覚め、朝食をしっかり作って食べ、来週に向け良いスタートがきれそう。
ここへ来るのに友人を誘ったら、二人も来てくれてうれしかった。
   
2.

即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)

「母の味」
我が家では、それぞれが自分の好きなものを調理して食べる習慣になっている。私がベジタリアンなので、夫が自分で食事を作るようになった。24歳になった娘も小学校の半ばから、自分で好きなものを作って食べてきた。ある日、娘と食事をしていると突然、彼女が言った。「私がピーマン嫌いなのは、お母さんの料理が下手だからだった」。私が、出した料理に入っていた嫌いな野菜も、他の場所で料理したものだったら美味しく食べられたというのだ。なぜ、24年も経った今、そんなことをいうのだろうか?これが我が家のスタイル、ということには何の揺るぎはないが、母親として何とも言い難い苦い気持ちを感じた。
   
「半歩下がって」
私はよく山登りに行く。私のペースは速く、山では男性をも抜かして行く。そんな私に、先輩の男性が言った。「山ではいくら男を抜かしてもいい。でも、女がスタスタ歩き、その後を男がノコノコ歩いているのは格好悪いから、あなたは街中では半歩下がって歩くのですよ」。その言葉に怒りが込み上げてきた。私が夫と街を歩くときは並んで歩いている。女だからと言って半歩さがる理由はない。「男のメンツ」なのか知らないが、なぜ、そんなことを言われなければならないのか。しかし、私は言い返さなかった。他の女性のことを思い、これが女の意地とばかりに、半歩後ろを歩くようになった。
   
「部下の学歴」
仕事をしていた時、いくら教えても一向に仕事が上達しない部下がいた。彼の仕事は、いつも大雑把でミスが多い。私が、彼の非を指摘すると、彼も逆上して「教え方が悪いんですよ!」と言い返し口論になる。いつも、その繰り返しだった。彼は大卒で、学歴では上であることが気になっていた。そのため、彼に対して何でもわかっているよう装わなければと気負っていた。しかし、言い争いの後は、決まって彼を酒に誘う。お互い酒が好きなので、飲みに行くとわだかまりが消え良い雰囲気で別れるのだった。
   
「夫との関係」
私は常日頃から男女共同参画のことを考え、いろいろな活動に携わっている。そのため、家を空けることが多い。夫がそんな私を咎めることはない。周囲には「理解のある方ね」と言われる。しかし、話し合い、理解し、このようになっているわけではない。夫は、私の外出先を尋ねない。私は私で、それとなく出先が、わかるような資料をテーブルに置いてくるだけ。我が家では、私が動かなければ何事も進まない。それが彼の「男のメンツ」なのだろう。夫は、私がいないときは専らテレビを見ている。最近、テレビの映りが悪くなってきたが、あれだけテレビを見ているのに夫は何も言いださない。きっと私が言うまでテレビは買い換えられないだろう。もっとコミュニケーションがとれれば良いのに、と思う。
   
「女心」
私の友人で、結婚しながらも仕事をし、経済的にも精神的にも自立している女性がいる。彼女夫婦が、何組かの友人夫婦と旅行に行った時の話を聞いた。他の夫婦は、夫が妻に対して旅の記念になるようなアクセサリーを買ってプレゼントしていた。しかし、彼女の夫にそのような気配はない。なぜなら、彼女はいつも自分のものは自分で買っていたからだ。彼女は思った。「そんな高価なものでなくても良い。些細なものでいい。夫からプレゼントが欲しい」と。夫はとても理解のある人だったが、そんな女心までは到底わからなかった。この話を聞き、やはり女性には「女の純情」があるのだなぁと思った。
   
3.
まとめ (手法 コラージュ)
これまで語られたストーリーのエッセンスを演じ、公演内容を振り返る。
   
●アンケート記入・回収
   
自分が思っていることや感じていることを客観的に見られる良い機会になった。
非常に楽しかった。日常の当たり前のことが新鮮に思われた。
いろいろな方々のそれぞれの体験、考え方が、目の前で上演されることが刺激的で、良い勉強の機会になった。
音楽、司会、演技、すべてお話された方の気持ちをとてもよく映し出されていて、とても良かった。
まるでシナリオができていたかのようにフィットした劇になっていて驚いた。
物の見方、想像力、イメージの大切さ、表現力を教えられた。
初めての体験だったが、いろいろなストーリーがある中、ストーリーを上手くまとめる術に感心した。演じる側と見る側の一体感があり、楽しい時間を過ごすことができた。

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。



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