●<ソーシャルチェンジワークショップ> ケーススタディ

テーマ : 「闇の子供たち」を読んで、観て − 
       他人ごとを自分ごとに
2009.5.19
日 時 : 2009年5月19日(火) 19:00〜21:00
会 場 : HRIビジョンハウス 会議室
人 数 : 33人
主 催 : Asia Proactive Partners 
協 賛 : (株) HRインスティテュート
 

●全体の流れ
 
1. ワークショップ
体を動かし、声をだすウォームアップゲーム 「ニックネーム紹介」
チームワーク実習 「ミラーリング」
役者になるためのウォームアップゲーム 「いろいろな歩き方」
即興劇にチャレンジ<シーン作り>
「おとぎ話」からからの一場面
「闇の子供たち」からの一場面
   
2.
気持ちを音と身体で表現する(手法 動く彫刻) 
−「闇の子供たち」にまつわる気持ち
登場人物の役を演じてみて、「居場所がない」という感覚を味わった。
映画の登場人物のように自分も行動できるかというと、そこまでには至らない。
演じた役としての痛みが我がことのように残っている。
あれこれ複雑な思いがあり、いったい自分はどうしたらいいのだろうと思う。
子どもの心臓移植をしようとしている母親の役を演じたら、ごく自然にセリフが出た。
   
3. 即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)
「差別は結晶となって」
  ヨーロッパのある国で友人と夕食を共にした。後から友人のボーイフレンドが合流することになっており、楽しい団欒を期待していた。ところが、エジプト人の彼がレストランに入ってきた途端、その場の人々は波がひくように彼から遠ざかった。アラブ人への人種差別だった。「差別って、こういうものなんだ」と思い知った。私たち3人は、気まずい空気のなかで何事もなかったかのように食事を続けた。言葉にならなかった痛みは私の心のなかで固い結晶となった。
   
「思いがつながるとき」

大学生の頃、私はカンボジアのゴミの山で働く17歳の少女をインタビューした。彼女は真っ黒な姿で、女性か男性かの見分けもつかず、私にとってインタビューの「対象」でしかなかった。ところが「一生懸命働いた自分へのご褒美として買った」と彼女が自分のイヤリングのことをうれしそうに語ったとき、 私たちは「若い女の子同士」になった。心が一つになり、人と人として繋がった瞬間だった。さらに、この後、通訳として同行していた現地の大学生が「今回の取材を通して、NPOのメンバーになって活動する夢が出来た」という思いを伝えてくれた。またしても、心が一つになった思いがした。

   
4. アンケート記入・回収
もともと、身体で表現することが感情を豊かにし、相手の立場を理解することにつながると思っていた。今日は短時間で全員が「役になる」ことができるのを見て、びっくりした。面白かった。
   
日々、心と身体はリンクしていると感じている。今日は、身体を動かすということを実際にやってみて、もっていた感情にも動きがあることを実感した。人の体温を感じる位置でみる即興劇は、とても心に沁みるものだった。
   
演じることで気づきにつなげていく様子が見られた。
   
日常のなかで、感情の交流をすることが大切だと感じた。
   
インタビューで、その時、その人の気持ちを聴いていることがとても新鮮だった。これから、相手の気持ちにもっと敏感になりたいと思った。
   
学生のころ少しだけ演劇をつくる側の経験をしたことがある。「演劇=表現」としか捉えていなかった自分が恥ずかしくなった。目の前の人の感情を、まっさらな器で受け止めること、意識していこうと思った。
   
友人に誘われたものの人前に出るのが苦手な私には気が重いものだった。ところが、まず声を出してみたら、あとは周りにいる方々に導かれて動いていた。普段、いかに頭だけで考えて生きているのかと気づいた。とても、とても、とても、良い体験だった。
   
コンダクターがテラーから導き出した短いコメントが演者に伝わり、演者がプレイバックしていく様。本当に心が打たれた。

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。


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