●< ワーク・ライフ・バランス 公演> ケーススタディ

「家族みんなで笑顔になろう」
〜子どもっていいな、パパっていいな〜 

日時:2008年6月28日(土)14:00〜15:30
会場:中野区男女共同参画センター
対象:子育て中の父、母、プレママ、プレパパなど

2008.6.28

 
テーマ:「家族みんなで笑顔になろう」
〜子どもっていいな、パパっていいな〜
 
全体の流れ
 
1.導入 最近の気持ちをインタビューし、それを体と声で表現する。(手法 動く彫刻)
生後5ヵ月。可愛いけど、よく泣く。
時間になっても、子どもが遊びをやめたがらず、予定通りの行動ができない。
遠く離れた地に住む姉が、どのように子育てしているのか。
2.即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)
「がんばる父ちゃん」
 

生後半年の子どもが、夜泣きするようになった。仕事で疲れているが、眠い目をこすりながら寝付かせようと奮闘する。妻は「ちゃんと世話をしろ」と言わんばかり。父親としての責任、役割を自覚しているし、昼間は、妻がずっと子どもの世話をしているのだから、せめて夜だけは相手しようと思っている。とはいえ、現実問題、つらい。眠い。つくづく、自分はがんばっているなあと思う。

   
「思いどおりにいかなくて」
  夫のストーリーを今聞いた。素直に夫に感謝したい。悪戦苦闘している夫を褒めて育児上手な親に成長させたいと思うが、ついつい余計な言葉を口にしてしまう。もうじき育児休暇を終え、職場復帰することを思うと気持ちが焦る。仕事と家事と育児。夫のサポートなしでは、成り立たないだろうと不安な気持ちになる。
   
「喧騒を収めたのは母親」
 

8ヵ月の娘を連れて車で買い物に行った。何のトラブルもなく買い物を済ませて帰途についたとたん、チャイルドシートの娘が泣き始めた。いつもは歌を歌うと泣き止むので、泣き声に負けないほど大きな声で歌ったが無駄だった。結局40分、家に着くまで泣き続けた。チャイルドシートをはずし、母親に抱かれるとすぐ泣き止んだ。心身ともに疲れ果てた。

   
「見知らぬ土地でただひとり」
  夫が沖縄に転勤になった。慣れない土地で生まれたばかりの乳飲み子を抱えて、暗中模索の日々が続いた。何もかもが未知の世界で、生まれたばかりの命を自分ひとりだけで預かる重みに耐えていた。空腹を満たしても、おむつを取り替えても、考えられることを全て試しても赤ちゃんは泣いた。帰宅した夫とわずかな時間、交わす言葉が唯一の会話だった。もう限界、と思ったとき親子クラブのチラシが目に入り、孤独な時期を終えることになった。
   
「究極の選択」
  私にとって演劇は、何にもまして大事な存在だった。収入が不安定だろうと何があろうと、人生の選択基準は「舞台を続けるため」だった。子どもを授かったとき、妻は何も言わなかったが、安定した生活を期待しているようにみえた。今回ばかりは事情が違った。愛する人の幸せの前で、自分の夢はどれほどのものか。たったひとりで苦渋の中にいた。誰にも相談することなく、自分で決めなくてはいけないと思った。迷った挙句、安定した仕事に就くことにした。
3.まとめ (手法 コラージュ)
・これまで語られたストーリーのエッセンスを演じることで公演内容を振り返る。
 
●アンケート記入・回収(一部抜粋)
 

◎その場で自分の思いを話し、再確認したり、その時は気付いていなかった思いを 見たりすることは、とてもよい試みだと思う。さらにパートナーと2人で見ることは、夫婦関係をより良い形にしていくチャンスにもなると思った。

◎今回の公演が、仕事や家庭生活を見直し、子ども、パートナーとの関わりをより良い方向に進めていくきっかけになればと思う。

◎みんな同じことを思ったり、感じたりしているのだ、夫もこんなふうに思っているのかななど、いろいろと感じた。 機会があれば、テラー席に座ってみたい。

◎日常や自分を客観的に見るチャンスになり、相互理解に役立つと思う。

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。

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