●教育パフォーマンス ケーススタディ

小金井南小学校

日時:2008年2月5日(火)10:50〜11:50
会場:小金井南小学校
対象:5年生児童
2008.2.5

テーマ:「いじめ」をなくすには?


全体の流れ

導入:いじめに関しての気持ちをインタビューし、体と声で表現する。
   (手法 動く彫刻)
幼稚園の時、頭をバンとたたいてしまい、「やばいな」と思った。
誰かが、友人をいじめようと話しているそばを素通りして申し訳なく思っている。
顔をぶたれて、すごく痛くて悲しかった。
即興による再現ドラマ(手法 ストーリー)

「大切なボール」
その日も大切なバスケットボールを持って出かけた。お店に入るのに、自転車を外に停め、籠にボールを乗せたままにした。戻ってみると、ボールにガムがつけられていた。笑いながら逃げていく中学生の姿が目に入った。友達は怒りをぶつけていたが、中学生はただ笑っていた。私は何も言えず、悔しかった。今でも忘れられない。

「無力感」
ある日、A君がB君をはずそうと言いだした。自分もそこに居合せたが何も言えなかった。A君がB君に対して「うざい」、「うっとおしい」、「威張っている」と悪口を言いだしたが、周りにいる人は共感している素振りだった。皆、自分がはずされたくないと思ったからか、「やめなよ」と言う人はひとりもいなかった。B君はきっと寂しかっただろう。何も出来なかった自分の無力さを感じた。

「言いたいけど言えない」 
C君は事情があり、約束の日に来られなかった。それなのに、D君たち2人は「何で来なかった」の一点張りで、すごい勢いで怒鳴り、手で押し倒した。仲良しのC君がやられているのは本当にショックだった。しかし、自分も1年生の頃、いじめられていて、心の中では「やめなよ」と言いたかったが、あんな思いは2度としたくないので、何も言えなかった。とてもつらい出来事だった。
まとめ(手法 コラージュ)

これまで語られたストーリーのエッセンスを演じ、公演内容を振り返る。

 
話し合い:いじめられている子に対して、一人ひとりが
     自分に何が出来るのかを発言してもらう。

・お互いの気持ちを聞く。
・数人でやめなよと言う。
・ひとりで思い切って止める。
・先生に話す。 
・大人に相談する。
・スクールカウンセラーに相談する。
・話を聞いてあげる。
・電話する。     
・いじめられている子の友達になる。
・友達を紹介する。
・良い所を言って励ます。
・最初が肝心なので、即座にとめる。
・いじめられている人を見るだけでもつらいので、何とかする。

 
今後出来るだけ試みてようと思う人には手を挙げてもらう。


アンケート記入・回収
<児童>より

いじめている人、いじめられている人を見た時、また自分がいじめられた時に、どうしたらいいのかわかった。これからはいじめを見た時、10回に1回でも何かしたいと思った。

「これを言ったら自分がどうなるか」と今まで考えていたけど、とにかく友達を助けたいので勇気を持って、何でも言えたら良いと思う。
もし、友達がいじめられているのを見たら、止めるのは難しいけど、その子に励ましの手紙をあげたい。

仲間はずれになっている子に声をかけてあげようと思う。

見て見ぬふりはやめようと思う。

自分もいじめられたことがある。先生や親に助けられて解決できたが、いじめた子の気持ちはわからなかった。またいつか公演でやって欲しいと思う。

心の中の気持ちを表しているシーンがとても印象に残った。
自分だけでも、いろいろなことを思ったので、いじめを少なくするために活動を続けて欲しい。
滅多にできない体験が出来て良かった。最後の話し合いもすごく良かった。

<教員>より

子どもの内面を考えさせる授業はなかなか無いので、とても良い試みだと思う。予算的に可能ならば、定期的に行いたい。


※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方 ( テラー ) のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。


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