●教育パフォーマンス ケーススタディ

小金井南小学校

日時:2008年2月5日(火)14:00〜15:00
会場:小金井南小学校
対象:5年生児童
2008.2.5

テーマ:「いじめ」をなくすには?


全体の流れ

導入:いじめに関しての気持ちをインタビューし、体と声で表現する。 
(手法 動く彫刻)
友達が嫌なことをしたから、悪口を言ったのだが、後で言いすぎたかなと思った。
友人2人が最初は遊びで言い合いをしていたが、エスカレートして石を投げて血を流していた。何か言えば良かった。
雪合戦でひとり狙われ、「何で自分だけなんだよ」と思った。
即興による再現ドラマ(手法 ストーリー)

「突然」
仲良しのA君が急に、「遊ばない」と言いだした。「一体どうしたのだろう?」と思っていたら、「くつ隠し」まで始まった。毎日続くので困ったが、親にも言えなかった。今、考えるとA君はクラスでもリーダー的存在で一目置かれていたので、周囲も言いたくても何も言えなかったのだろう。結局、「くつ隠し」はずっと続きとても悲しかった。

「大切な妹」
妹はいつも友達3人で登校している。時々、2対1になってしまったり、仲間はずれにされたりしているのを見かける。この前もひとりだけ、おいていかれていた。妹は母に、「相手は泣いて物事をおおげさにするタイプなので言っても解決しない、どうしようか」と相談していた。良い解決策は見つからなかったようだ。妹が悲しい思いをしているのを見ているのは、とてもつらい。

「ショック」 
幼稚園でおもちゃの片付け競争をしていた時のこと。僕が片付けたものを、B君がわざと取り出し、何度も入れ直す羽目になった。彼も僕に負けたくなかったのか、しつこく繰り返した。とうとう頭にきて、顔を蹴ってしまった。B君は鼻血を出し、僕は園長室に連れていかれ、ひどく怒られた。ことの大きさにびっくりした。今思えば、早いうちに、口で「やめて」と言えば良かった。
まとめ(手法 コラージュ)

これまで語られたストーリーのエッセンスを演じ、公演内容を振り返る。

 
話し合い:いじめられている子に対して、一人ひとりが
     自分に何が出来るのかを発言してもらう。
・お互いの気持ちを聞く。
・数人で「やめなよ」と言う。
・ひとりで思い切って止める。
・電話する。 
・大人に相談する。
・先生に話す。
・スクールカウンセラーに相談する。
・話を聞いてあげる。     
・いじめられている子の友達になる。
・最初が肝心なので、そういう感じがしたときには即座にとめる。
・いじめられている人を見るだけでつらいので、何とかする。
・何も出来ないと後で心に残るから思い切って何人かでとめる。
 
今後出来るだけ試みてようと思う人には手を挙げてもらう。


アンケート記入・回収
<児童>より

実際遊んでいるつもりでも、相手を傷つけてしまうこともあるので、もっとよく人の気持ちを考えて行動しようと思った。

私はどちらかというと、いじめをまわりから見ていて、何も言えない感じだから、これからは注意したり、他の人に伝えたりしたい。
くつを隠された場面があったが、僕もそういうことをされたことがあるので、とても印象に残った。

友達がいじめられていたら、勇気を持って助けてくれる仲間がたくさんいたことがわかった。このことがわかってうれしい。

いじめられている人を見たけど、とめられないで、とまどいながら見ているシーンが心に残った。

自分の気持ちを劇にしてくれて、うれしかった。


<教員>より
学級の中で言いたいことが言えるようになるよう学級作りにも使えるので、年度当初に出来たら、更に良いと思う。
子どもの心を耕す素晴らしい授業だと思う。見ないと理解しづらいが、体験した方には好評。

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方 ( テラー ) のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。


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