●<お父さん支援パフォーマンス> ケーススタディ

子どもっていいな、パパっていいな 
〜プレイバックシアターでお父さんも子育て交流〜
< 平成19年度男性支援セミナー委託事業>

日時:2007年10月21日( 日)14:00〜15:30
会場:かながわ女性センター( 藤沢市江ノ島 ) 会議室
参加者:子育て中の父、母、祖父母、子どもなど  51人

2007.10.21

テーマ: 子どもっていいな、パパっていいな
  〜プレイバックシアターでお父さんも子育て交流〜 

 
●全体の流れ
1.導入
最近の気持ちをインタビューし、それを体と声で表現する。(手法 動く彫刻)

   
朝から3人の子どもの世話をし、今やらなければいけないことを考え、実行しながらバタバタと来た。
モノレールに乗り、いつもとは違う景色を楽しみながら、のんびりと来た。

以前、育児休暇(育休)を取得した。初日から子どもを病院に連れていく羽目になり 、普段、妻がしている子育ての大変さを実感した。
→妻・・・子どもを夫に任せられ、他人に預けるより安心して仕事に出掛けられた。幸せな1年だった。

   
2.即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)
   
「子育てを体験してみて」
 

妻の代わりに育休を取得したとき、日中、息子と二人きりの生活だった。公園に行っても、 他人と接することはなく、引きこもりのような日々だった。今は郊外に引越しをして、自分から近所の人におすそ分けをするなどして、 良い関係を作るようにしている。これからは、近所で子育てを助け合えるような地域を作っていきたい。

  ・ 妻からのコメント・・・夫は、息子を連れて公園にでかけたり、積極的に近所の人に溶けこもうとしたり、とても良くやってくれている。感謝している。
   
「家族の調和」
 

現在、職場が近所なので夕食の頃、一度帰宅して仕事のことを気にしつつ、子どもたちの世話をし、 再び職場に戻り仕事をする日々を送っている。以前は、職場が遠かったので、妻ひとりが子育てを担当し、 彼女が体調の悪いときは実家の母や近所の人に手伝いに来てもらっていた。いつも、妻や子どもたち、家族全員が良い状態であるのが理想。

 

・妻からのコメント・・・私自身、今までよくがんばってきたと思う。夫にも感謝している。

   
3. 子育てを巡り、同時に抱く異なる気持ちを再現する。 (手法 ペアズ)
来春、幼稚園に入園させるか迷っている: 「子どもや妻のために入れよう」 ⇔ 「まだ母親の元で甘えさせてあげたい」
夫に対して: 「毎日、遅くまで働いてくれて感謝」 ⇔ 「帰宅後、のんびりと子どもとTVを見たり、お菓子を食べたり、子どもに怒る役はいつも私ばかり」
子どもからのコメント・・・お母さんがそのような気持ちだとは知らなかった。 今度から注意されないようにしたい(手法 動く彫刻)
   
4 再びストーリー
「子どもがもたらしてくれたもの」
 

以前は夫に甘え、頼りきりの生活だった。息子が生まれてからは、洗濯物を干すときは、 ぐずる子どもを抱えながら、食事の支度は、ビデオを見せながら、一緒に歌い、踊り包丁を握っている。 出来る限り息子の欲求に応え、一瞬一瞬を大切にしようと孤軍奮闘している。今、以前より強くなった自分がいる。

夫からのコメント・・・子どもを抱きながら、洗濯物を干しているとは知らなかった。
   

5.まとめ (手法 コラージュ)
これまで語られたストーリーのエッセンスを演じることで公演内容を振り返る。

 
●アンケート記入・回収
<男性より>

◎夫と妻の相互扶助とお互いの純粋な愛情で、 かけがえのない大切なものを懸命に育てている姿に触れ、集団形成の原点である「家族」のあり方を考えさせられた。

◎世の中、男性社員の育休取得が進んでいて、父親の子育て参画への認識、理解が自分の会社では、まだまだ遅れているなあと感じた。

◎他人の子育て感覚がわかり参考になった。

◎前向きに子育てに参加している男性が多いことに気付いた。

◎現状を客観的に見ることができた。

◎いろいろな人がそれぞれ生活の違いで、できること、できないことがあるのだと思った。

◎様々な家庭事情の中で、父親がいろいろな形で子育て参加していることがわかり勉強になった。

◎話を語ることで、同じような体験をしている夫婦が、より共感しあえることを実感した。聞く、見る、話すことで体験が深まると思う。

<女性より> ◎父親の本音が聞くことができ、また、子育て参加を工夫している父親に出会えて良かった。劇による昇華作用を感じた。
◎夫に見てほしかった。

◎ 夫の気持ちを知るチャンスになった。「相反する気持ち」は毎日、この連続で同感だった。

◎ ストーリーを語った父親が見た後の感想として「もう自分は、十分がんばっていたのだと気付いた」とコメントしたのが印象的だった。 これがプレイバックシアターの良いところなのだと思った。
◎ 様々な子育てシーンを見て、共感することが多く有意義な時間だった。

◎思わず笑ってしまったり、「そうそう」と共感したりおもしろかった。

◎ 劇を観て、感情移入してしまった。また夫婦で参加したい。

◎ 子どもが小さい頃のことを思い出した。私も子育てを助けてくれる人がほしい。


※ストーリー掲載にあたり、私たちは、 ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。

問合せ先
プレイバッカーズ代表 宗像佳代
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