●<パフォーマンス> ケーススタディ

日時:2007年10月9日(火)19:00〜20:30
会場:JAL ビル 25階 レセプションホール
対象:ジェイカレッジ 受講生
2007.10.7

テーマ:キャリア

全体の流れ

導入
導入 気持ちをインタビューし、それを体と声で表現する。(手法 動く彫刻)

私が退社する時、他のメンバーは忙しく仕事していたにもかかわらず快く見送ってくれてうれしかった。
大切な先輩と久しぶりに話し、自分のスタート地点を改めて確認できた意味ある日だった。

英文タイピストとして入社したが、時代の流れを感じ、営業への転換を人事に申出たところ希望が通った。

 
即興による再現ドラマ(手法 ストーリー)

「負け犬の誇りはどこに」
30歳を過ぎて「負け犬」を自覚しだした頃、難しいプロジェクトが舞い込んだ。これまで何度か厚い壁を突破していたし、プロとしてのキャリアを勝ち取るための正念場だと思いがんばった。ところが仕事の難しさに閉口した私は、ついに挑むことを諦め、逃げ出した。上司はそんな私に見切りをつけたかのように異動を命じ、キャリア路線は断たれてしまった。上司を怨み、自分を卑下し、つらい時期だった。

「おじさんのタイプライター」
学生の頃、叔父が英文タイプライターをプレゼントしてくれた。私は得意な英語を使うキャリアライフに憧れていた。月日が流れ、一般企業に就職し日々の仕事に慣れるにつれ、英語へのこだわりは消えていった。そんな折、叔父が急に他界した。叔父を想うと彼が買ってくれた英文タイプライターを思いだした。それは「英語を使う仕事」への憧れを復活させた。遠回りしたが、ついに自分が求めていた英語を使う仕事を手に入れることになった。叔父の存在があってこそ、彼の影響があってこそ、である。

「キャリアと子育ての狭間で」
妻も私も相応のキャリアを歩み、責任のある立場とやりがいのある仕事を手に入れている。しかも、 1 歳半の子どもを保育園に預けながらである。保育園へのお迎えも2人で計画した通り、なんとかこなしていた。ところが、先日、私が迎えに行くはずの日に、どうしてもはずせない仕事が舞い込んだ。もちろん、妻も自分の仕事の段取りがあり、急に予定を変えることはできない。どちらも五分五分、いずれも譲れない、と思えた。結局、妻が調整してお迎えにいった。100回分のお迎えを引き受けてもいいと思うくらい妻には感謝している

 
キャリアを巡り、同時に抱く異なる気持ちを再現する。 (手法 ペアズ)

会社を退職して起業することについて: 「やっていけるか不安」⇔「自分のやりたいことをやる」

出社間際に準備が遅い子どもに対して: 「さっさとしろ、と叱りたい」⇔「辛抱強く待ってやりたい」

 

即興による再現ドラマ(手法 ストーリー)

「暗闇からの脱出」
いろいろなことが思うように運ばず、当時の私は鬱状態だった。ある一冊の本に出会い、その内容に深く感銘した。バングラデシュ在住の著書が来日していると知った私は、会いに行くことにした。いきなり訪問したにも関らず、面会が許された。そのうえ、その人を招いて講座やセミナーを開催したいという唐突な私の申し出を快く引き受けてくれた。私の熱い思いが形になり、無謀とも思えた夢が実現した。そして、それから私は暗いトンネルを抜け出した。

 
まとめ(手法 コラージ)

これまで語られたストーリーのエッセンスを演じることで公演内容を振り返る。

 
質問タイム

打合せなしで、息がぴったり合って演じられるのは、なぜか?

コンダクターは、「見てみましょう」と言った後、演技をみながら、どのように思っているのか?

ストーリーの一部分を「言葉なし(マイム)」で演じてほしい→ マイムで演技


アンケート記入・回収

(観客数、約100名。うち50名から回収。以下は抜粋)

参加型なのに手を挙げることができなかったことが残念。ただ人の話を聞いて、観て、勇気と元気をいただいた。感謝。

自分が語ったこと、感じたことを第三者の視点で再体験することで気持ちが楽になった。思い切って手を挙げて良かった。

舞台に上がらなくても、しっかりと自分がセミナーに参加していた。自分の感じ方でテーマに触れることができた。

芸術を見た気がした。子育て中の父親の葛藤が印象に残った。生きる糧になりそうだ。

一つひとつのストーリーは、とてもささやかで、日常にかき消されてしまいそう。それを丁寧に演じるということが愛にあふれていた。自分のささやかな日々の出来事を大切にしたいと思う。

即興劇を通して観客が癒される経験は初めて。キャリアについて悩んでいたので、その悩みの突破口になった気がする。

「心理的真実を演じる」というのが印象に残った。ある出来事でも 1 人ひとりに真実があるということ、それを素直に受け止めることが大切だと思った。

最初は理解しようと思っていたが、途中から、あるがままを受けとめることができた。

初めての体験で、最初は何の劇かと思っていたのだが、あまりにも素晴しいプレーだった。自分のキャリアを考えるきっかけになった。

他の方が語ったエピソードを演技で観ることで、その人の言葉では伝わらない、もっと感情の奥深いところまで感じた。共感しやすいということも感じた。本当にすばらしい演技だった。

女性の立場の物語が多かったので、仕事に脂がのっている男性のキャリアについても演じていただきたかった。

「自分にとって大切なものは何か」という話が印象に残った。今、私は体調を崩して休戦中ですが、前向きなエネルギーをいただいた。

テラーのストーリーに聴き入り、人生の真実を垣間見た気がする。語られたストーリーがどれも内容の濃い、深いものだったことに驚いた。

役者は即興でどんな場面でも演じなければならないのに、瞬時に状況を読み取って、リアルに演じていて感動した。毎回が1回勝負の素敵なシアターだった。演技レベルも高いものだった。

練習はしていても、いつも不完全だということが印象的。空間と即興とその場その場の対応など、サッカーと似ている。

この2カ月で10本ほどの芝居を観たが、今日は演劇そのものとして拝見しても、とても良い「舞台」だった。きちんと芝居のクオリティを持ち「演劇性」を高く有していた。パフォーマンスが人の可能性を見せ、我々は、そのこと自体に勇気付けられる。

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方 ( テラー ) のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。


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