●< 子育て支援パフォーマンス > ケーススタディ

「子どもと一緒に育ちあう 〜 親と支援者のつどい」 
〜保護者と保育者の交流会〜 

日時:2007年 7月28日 ( 土 )   14:00〜15:30
会場:調布市 市民プラザ あくろす 会議室
対象:東京都認証保育所 トイボックス 保護者および職員(理事長、園長、保育士、看護士)

2007.7.28

テーマ:「子どもと一緒に育ちあう 〜 親と支援者のつどい」 〜保護者と保育者の交流会〜   

 
●全体の流れ
1.導入
最近の気持ちをインタビューし、それを体と声で表現する。(手法 動く彫刻)

   
朝、仕事に出かけるとき、可愛い子どもを置いていくのが心残りで、淋しい気持ちになった。
夜の夏祭りのしたくで浴衣を着た。保育士どうしで互いの着付けを手伝いとても盛り上がった。
今朝は、いいお天気だったので、洗濯機を 3 回もまわして、大忙しだった。
   
2.即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)
   
「 普通分娩のはずだったのに 」
 

仕事先に妻から突然の電話があり、帝王切開を言い渡されたと知った。彼女は、とても動揺しており、涙ながらに何度も電話をしたのに繋がらなかったのだと訴えた。もちろん、私も驚き、不安になった。妻の身体は大丈夫だろうか、子どもは無事に生まれるだろうか、と心配した。手術が終わり、やっと親子 3 人の時間がもてたとき、初めて父親になった気がした。「かけがえのない存在、息子」を得たのだ。

  ・妻・・・夫と連絡がつかなくて心細かったのを思い出した。(手法 動く彫刻)
   
「 ここまで来ればもう大丈夫 」
  自分たちの子どもを預けたいと思える保育園を創りたいね、と語りあった。人生のパートナーとして、保育園創立のパートナーとして、彼と私は何もないところから出発した。ついつい熱くなった私。頭を冷やすことも必要だと冷静だった彼。月日が経ち、今やっと一息つける。子どもたちの、保護者の、保育に携わる職員の、全ての人々の笑顔がある園になったから。創立以来、共に苦労してきた保育士仲間に安心して仕事を託すことができる園になったから。
   
「 幸せを運ぶ赤ちゃんの笑顔 」
  妊娠中もそれまでと変わりなく早朝から働いた。店を預かる立場だった私は、売り上げ目標を達成することも、後輩を指導することも全うした。お腹の中の赤ちゃんが「頑張って、ママ」と励ましてくれていると感じながら、ぎりぎりまで働いた。嵐のように過ぎ去った産前産後。母親としての歓びをしみじみと味わうには時間がかかった。ある日のこと、横に寝ている赤ちゃんがふと微笑んだ。その笑顔を見た途端、母親になったことの感動と子どもへの限りない愛情がふつふつと湧き出てきた。
   
3. 子育てを巡り、同時に抱く異なる気持ちを再現する。 (手法 ペアズ)
子どもを叱っている妻に対して: 「かりかりするな」⇔「無理もない」
看護士から保護者に対して: 「急な発熱時には親元が一番」⇔ 「仕事を中断しなければいけないママの気持ちもわかる」
何かに挑戦している子どもに対して: 「ゆっくり見守りたい」⇔「時間かかるので早くしてほ しい」
   
4.まとめ (手法 コラージュ)
これまで語られたストーリーのエッセンスを演じることで公演内容を振り返る。
 
●アンケート記入・回収
 
◎ とてもすばらしいものだった。自分の物語を再現してもらい、昔のことを思いだした。 また、妻も一緒に昔のことを思い出すことができて良かった。また公演の機会を作ってほしい。妻に自分がどのように思っていたか伝わったと思う。

◎ 子どもが出産する前から出産後の様子を思い出し、愛情を再確認した。これからの成長がますます楽しみになった。

◎ 他の人も同じように思っていることがあり、共感できてホッとした。

◎ 保育所内の看護師さんのストーリーは、先生方みんなが親のことを考えてくれているのだなあとうれしく思った。

◎とても引き込まれて見入ってしまった。出産の際のことを久しぶりに思い出し、とても良い時間が過ごせた。また、園長先生のお話もとても良く、改めてトイボックスに子どもを預かっていただけることに幸せを感じた。

◎保護者の子どもに対する気持ち、その時の状況が再現され、自分自身が登場人物になったような気持ちであった。演者の熱演に引き込まれ、涙が思わず出てしまった。
客観的に自分の姿が見られるのは思いがけないことだった。「立場の変換」を実感できて良かった。

◎自分と重ねることのできるエピソードでおもしろかった。保育園の立ち上げの話を聞けてとても良かった。子どもに接する自分を少し客観的にみることができそう。

◎すごく驚いた。感動、感激できる機会に感謝。楽しい時間が過ごせた。他の方の子育てを垣間見られ心が楽になった。
◎一言ズバリ!!楽しかった。人それぞれ人生や時間があるのだと感じた。人から「こう見られているのか」と感じさせられた。もう少し、ゆっくり時間を作り、子どもと一緒にいたいと思った。仕事がハードで少し、子どもにあたっていたかも。
◎自分のことを周りから見て、その時のことを思い出し涙が止まらなかった。他人のエピソードを聞いて、実演を見てこういう考え方もあるのだと知ることができた。
◎即興であのような劇ができるのは、本当に素晴らしい。他の方のエピソードに思わず涙ぐんだ。
仕事、家事、育児に追われる日常の息抜きになった。私もたまには、休憩してみようと思う。
※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
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・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。

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