●特別授業プレイバックシアター ケーススタディ

杉並区立第一小学校 ケーススタディ

日時: 2007年 2月23日( 金) 10:45〜11:55
会場: 杉並区立第一小学校
人数: 5年生(43人)
2007.2.23

テーマ: 「いじめ」をなくすには?


全体の流れ

導入:
いじめに関しての気持ちをインタビューし、体と声で表現する。 (手法 動く彫刻、)

今朝、物をとられた。やる気をなくした。
道具箱の中のものが、時々なくなる。いざ使うとき、どうしようと思う。
友達のキャップを捕っているところを見て、かわいそうだなと思った。
物をとっているところを見て、「やめなよ」と言った。友達に返したので良かった。
即興による再現ドラマ(手法 ストーリー)

「 孤軍奮闘 」
兄の友人たちに私のジャンパーをとられた。頭にきた。押さえつけられたが、ひとりで立ち向かっていった。兄もただ、見ているだけだった。最後には力づくで取り返した。

「 大好きなトランペット 」
吹奏楽部のトランペットの練習をしていると、上級生に、ばかにされているような名前で呼ばれる。「嫌だから、やめて」と言っても、周囲の上級生も一緒になって、はやし立てる。誰も助けてくれないので、いつも、ひとりで反撃する。

「 助けてくれる友達 」
クラスの男の子が、私に悪口を言ったり、ちょっかいをだしたりする。だから、いつもイライラしている。でも、時々、女の子の友達が、「やめなよ」と言ってくれるのが、とてもうれしい。
コラージュ

今日のストーリーのエッセンスを短く演じる

 
話し合い

いじめられている子に対して、一人ひとりが自分には何が出来るのかをグループごとに話し合う。

 
発表 それぞれのグループで挙がった意見を発表する。

先生に言う。でも、その場にいないときが多いし、「ちくった」と言われていじめがひどくなる場合がある。

親に相談する(意見は挙がったが、実際には、学校に乗り込まれて大混乱になるので、親には絶対言えないとのこと)

自分でとめに入る。ひとりでは勇気がいるので、複数2人〜4人でとめに入る。
いじめられたら、相手にしない。反応すると、おもしろがって続くので無視する。


アンケート記入・回収

子どもたちの感想
いじめられている人がいたら、助けたいと思った。
劇の中で、周りから見るといじめが、どうのようなことかを教えてもらった。
もし、誰かがいじめられていたら、止められる。
気持ちを表現しているシーンが印象に残った。
文句を言っているところが、おもしろかったけど、本当に言われたら、嫌だなと思った。
打合せをしないで、あそこまでできるとは思わなかった。けんかをしないようにしたい。
劇をみて、いじめる相手に強気で物を言えるようになると思う。心強くなった。
他の小学校でも公演して、いろいろな人にいじめの苦しさを伝えてほしい。その人の気持ちがすごくわかった。
友達は、大切なことが良くわかった。
最後のグループの話合いが、とても印象に残った。
いじめを防ぐために、みんなで協力しようと思う。
劇がわかりやすくて、みんなの気持ちが伝わってきた。
いじめは、人を悩ませる凶器。絶対にやってはいけないと思う。
これから、いじめられている人をかばってあげられる。

先生方の感想

最後にグループになって、子どもたちが本音で意見を話しあったのが、とても良かった。劇を見た直後である効果と、教師ではなく、外部の大人が介入したことで、できたことだと思う。普段の教室で、同じことを話し合わせようとしても無理。

普段、子どもたちに言葉で伝えても伝わらないことが、体感により伝わった。
子どもたちそれぞれの反応の差、溝のようなものを感じた。これから、一人ひとりをきっちりと見ていく必要があると思った。

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方 ( テラー ) のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。


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