●特別授業プレイバックシアター ケーススタディ

小金井南小学校ケーススタディ

日時: 2007年 2月8日( 木) 10:45〜12:20
会場:小金井南小学校
人数: 5年生(73人)
2007.2.8

テーマ: 「いじめ」をなくすには?


全体の流れ

導入:
いじめに関しての気持ちをインタビューし、体と声で表現する。 (手法 動く彫刻、)

友人が悪口を言われていたが、とめられなかった。
いじわるされた友人がかわいそうだったが、何も出来ずに悪いなと思った。
「ちび」と言われた。どうしてそのようなことを言うのかと思った。
悪口を言われた時、そんなことをして、何の意味があるのかと思った。
そんなつもりではなかったのに、言葉が誤解された。なかったことにしたい。
言葉をなかったことにしたい。後から謝りたい気持ちになった。
即興による再現ドラマ(手法 ストーリー)

「 まだ許せない 」
ある時、 C 君が僕の悪口を何人かに言っていると聞いた。よく一緒に遊んでいる C 君が、そんなに前から僕のことを「うざい」と言っていたとは、ショックだった。本人に確認し、やめてもらうよう言ったら、やめてくれたが、今の時点では、まだ完全に許せないでいる。

「 誤解 」
帰り道、僕が先に帰った2人に追いついた時、 D 君が泣いて帰っていったのが見えた。 D 君が気になってどうしたのか聞くと E 君が「調査かよ」、「警察かよ」、「死ね」とまで言ってきた。頭にきて違う道で帰ることにした。 E 君の家の前に行ったら、「なんでついて来なかったんだ」と言われた。次の日けんかの真相を聞くと、納得でき、仲直りした。

「 何も出来なかった」
数年前、何人かで縄跳びの練習をしていた時のこと。 F さんはとても縄跳びが上手で、楽々と綾跳びも出来た。それに対して G さんは何度やってもうまくいかない。そんな G さんに F さんは「そんなのも出来ないの」とひどい言い方をしていた。何か言いたかったが私も周りの人も何も言えなかった。
コラージュ

今日のストーリーのエッセンスを短く演じる

 
話し合い

いじめられている子に対して、一人ひとりが自分には何が出来るのかをグループごとに話し合う。

 
発表 それぞれのグループで挙がった意見を発表する。

いじめが起こっているところに思い切って割って入っていく。

いじめている子と仲良くなって、やめなよと言える関係になったら、言う。

何でいじめられているかを本人に伝える。
その場を笑わせて和ます。
大人や先生に相談する。
1人でも勇気をもって言う。
その子をかばうと「好きなの?」と聞かれるが、いっそ「好きだよ」とひらきなおる。
3人なら言える。
同じような考えの人を集める。
学校の相談室に行く。
いじめている子を無視したり、うわさを流して孤立させたりすることもできるが、それは新しいいじめになってしまうので、しないほうがいい。


アンケート記入・回収

子どもたちの感想
みんなで話し合って、いじめについて、いろいろな解決方法が見つかって良かった。
実際に自分の気持ちを表してもらって、とてもうれしかった。
勇気をもって、相手にものごとを言うことが良いことだと思った。
いじめが、起きたら何をしたらいいのかがよくわかった。
自分が言われたら、嫌なことを友達に言うとすごく傷つくんだということがわかった。
いじめをしている子に、注意しようという子が増えたと思う。
いじめている人の気持ち、いじめられている人の気持ち、声をかけられない気持ちがわかった。
その場に合わせて、楽器で音をつけていくのは、すごいと思った。
言ったことを、あんな直感で、すぐに演技できるなんてすごいと思った。

先生方の感想
日ごろからいじめの問題には朝の会や作文を通して取り組んでいるので、身近な問題として考えている。今回は更に、いろいろな人の気持ちを客観的に見せてもらったことで、普段の取り組みより、掘りさげられた。最後の話し合いで、皆積極的に自分の気持ちを話していたのは、その前の時間で揺さぶられた成果なのではないかと思う。
今までいろいろあって、解決してきたが、改めて振り返ることで、その時の相手の気持ちを感じられたのではないか。すでに解決したものでも、相手の気持ちがわかるのは、大切なことなので、ありがたかった。いじめや命の大切さを考える良いきっかけをもらったので、もう1度皆でよく考えたい。友達との糸を太くしていきたい。
子供たちがいじめをどう解決したらよいのかを受身ではなく、一人ひとりが考えられた。いじめに対しての気持ちや具体策も話し合えたのが良かった。また、別の立場の人の気持ちを理解するのは、なかなか難しいがこういう形だと理解しやすい。そして先生ではない立場の人がやることで、おしきせられる感じがない。

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方 ( テラー ) のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。


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