●<子育て支援パフォーマンス> ケーススタディ

「児童委員活動のための研修会」  ―即興劇を通じて現代の子育て事情に寄り添う―  

※8回シリーズのうちの2回目、7回目を担当

日時: 2006年12月4日(月)14:00〜16:00
主催: 川崎市 主任児童委員部会    
人数: 80人  (民生委員児童委員)

2006.12.4

●全体の流れ
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導入
 

4 人単位の小グループとなり、日ごろの活動についての分かち合い 「 1 分間トーク」
・「活動の分野、対象、内容」、「活動していて嬉しかったこと」、「活動していて大変だったこと」

   
A 即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)
 

「 講座を成功させるために 」
親子を対象にしたリトミックの講座を企画した。新しい企画だったので、参加者が集まるか、成功するか、当日までは期待と不安の日々だった。講座が始まると、一人の幼児が流れに乗らず単独行動をとるので、私はその相手をすることになった。その子の母親は、我関せずと、リトミックに夢中だった。外に出たいと言われて静止したり、お絵かきを一緒にしたりと、必死だった。最後まで、その子は参加せずじまい。 でも、親子は楽しく過ごして帰っていったので疲れは吹っ飛んだ。

 

「 届かぬ思い 」
委員をしていることもあり、近所の様子は気にしているつもりだ。 ある時、引きこもりの子供がいるらしいとの情報を得た。 自分の担当している地域なので、何とか関って支援したいと思った。しかし、その母親とは、町内会の清掃で時々顔を会わすだけ。話しかけても取り付く島もない。訪問しても、「うちは幸せにやっていますから」と門前払い。子どもに友達ができるとか、近所づきあいが始まるとか、良い方に向かうといいのだが。

 

「 功を 奏したネットワーク 」
ある時、小学生が帰宅しないという通報が入った。子供たちの親はもちろん、小学校の先生や町内会の役員は、事故が起こっては責任問題だと大騒ぎ。私は、パニックになっている人に、「大丈夫。夕方 6 時まで待とう」と提案した。町内の家庭事情に精通しており、下校していない子供の家庭のことも良く知っていたからだ。その親は「ネグレクト」状態だが、子供は自立している。事件を起こすような子供ではないと確信した。案の定、無事に子供は帰宅し、事なきを得た。常日頃のネットワークの大切さを改めて感じた。

   
● まとめ
 

小グループで分ち合い 「3つのストーリーを観て、自分の体験と重なること」

 
● Q&A
 

●アンケート記入・回収(一部抜粋)
 

◎日頃の活動を即興劇で演じていただくことにより、問題点をより一層、浮き彫りにさせ認識でき良かった。


◎第 1 部 4 人グループで、 1 分ずつ、同じ立場の方々からの情報や感じていることを伺えて大変参考になった。
第 2 部のプレイバックシアターは、役者の方が演じてくださると解りやすくて面白く感じられた。また、このような機会を作っていただきたい。


◎とても良い研修会だった。プレイバッカーズの方々の要点のとらえ方がとてもすばらしい。日頃、聞く立場だが、これだけきちんと要点をとらえていることに感服。音楽を含めて。

◎演劇は好きな方なので、とても興味があった。こういうシアターは初めてだったが楽しかった。講演会より好き。

◎日頃の悩みを即興劇で見せていただくと、実体験をしているようで身につまされた。話を聞いただけで劇にしてしまうのには驚いた。

◎前半の 4 人組になっての発表もお互いの苦労などわかって面白かった。

◎即興劇を通じて、いろいろな方の体験談が聞けて、とても有意義な研修だった。

◎このような研修会は初めてだったがとても感激した。体験談を聞いただけで、ストーリーにしてしまうことは、すばらしい。プレイバッカーズの劇を見てみたいと思う。

◎悩みが見える形になるので自分に置き換えてよく考えられる。最後の 3 人の締めが良かった。

◎研修の新しい形式として初めて体験し、楽しく参加できた。

◎民生委員の経験が浅い (2 年目 ) なので、今日の事例のような苦労話に合ったことがなかったので、今後、役に立つのではないかと思った。

◎ 3 つの問題が、自分と違う角度からの感じ方、また自分の問題が材料になりビックリ。これからの自分の対処の仕方が見えてきた。あせらずホッとできるような見守り ( 近所のおばさんとして ) が、大切と思った。

◎言語によるコミュニケーションの大切さと、他の手段によるもの、自分の立っているところを確たるものとすること、想像力をたくましくすること、それを表現することの大切さを思った。

 


※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。

問合せ先
プレイバッカーズ代表 宗像佳代
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