●<子育て支援パフォーマンス> ケーススタディ

保育ボランティア研修講座「プレイバックシアターで心によりそう保育を感じてみよう〜」 

※8回シリーズのうちの2回目、7回目を担当

日時:2006年11月27日(月)  10:00〜12:00
会場: 麻生市民館( 川崎市麻生区 ) 会議室    
人数: 25人

2006.11.27

●全体の流れ
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導入
 

今朝や今までの講座に参加してみての気持ち、感想をインタビューし、体と声で表現する。
(手法 動く彫刻)
・寝坊をしてしまい、朝食をとり、電車に飛び乗って、バタバタと来た。
・メールチェックをしていて、今日出掛けることにハッと気付いた。パニックだった。
・いつものように、お風呂に入り、紅茶を飲み、モーツァルトを聞き、のんびりとした朝だった。
・息子は、高校生なので、小さい子どもたちがかわいく懐かしかった。泣いている子をずっと膝にのせていた。
・習った指遊びを孫の前でやって見たが、難しかった。
・フェルトのおもちゃ作りで、針に糸を通すのが大変だった。

   
A 即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)
 

「時代」
友人から聞いた話。友人が、スーパーの中で、迷子になった子どもがいたので、声を掛けていたら、その子どもの母親が勢いよくやって来て、何も言わずに子どもを連れて行った。瞬間、何が起きたかわからなかったが、どうやら、連れ去りと誤解されたらしい。その話を聞いてとても、驚いた。それ以来、子ども好きの祖父にも、「やたらに子どもに声を掛けては、いけないよ」と忠告した。一昔前は、こんなではなかったのに、おかしいと思う。しかし、今、自分の子どもには、「声をかけられても、ついていってはいけない」と伝えている。矛盾を感じる。

ストーリーを聞いて参加者より感想が挙げられた。 ( 手法 動く彫刻 )

・通りすがりの子どもに声をかけると、別れ際、お母さんから「ありがとう」と言われることがある。当たり前のことなのに、お礼を言われることに違和感を覚える。昔と違い、コミュニケーションが変わったように思う。

 

「人生設計」
この講座に参加するまで、出産は、痛くて大変、子育ては大変、子どもは生意気、と全て否定的だった。「結婚」は、遠い世界のことと思っていた。でも、実習で、子どもたちと散歩に出掛けたら、走りまわる子どもたちから、たくさんの元気をもらった。子どもに対するイメージが変わった。もしかしたら、私でも「母親」になってもいいのだ、なれるかもしれないと思えた。

 

「大人の対応」
小学校 1 年生の息子がいる。先日、彼が友達と家で遊んでいるとき、その中のリーダー格の A 君が、 B 君の家に遊びに行こうと言い出し、みんなで出て行った。すると A 君が「 B 君の家は、おもちゃがないから」と言って、すぐにみんなで我が家に戻ってきた。今度は、かくれんぼが始まった。 B 君がオニになり、みんなは、家の外に出て行ってしまった。誰もいなくなってしまい、べそをかき始めた B 君と私は、みんなを探しに行った。子どもには「それは、 B 君に対して、いじめでしょ」と諭し、 B 君のお母さんにも、電話で今日の出来事を伝えた。果たして A 君のお母さんにも、このことを伝え、今のうちに、いじめの芽をつんだほうがいいのか、判断に迷うところだ。

 

「変わらないもの」
保育ボランティアを始め、 18 年たった。初めは子どもの対応に苦心していたが、経験を積み、今がある。母親と離れ、最初から大泣きの子、がまんして遊び、最後に泣きだす子、それぞれ状況を見極め対応する。昔から、子どもは変わらない。しかし、生活は変化した。家事も手抜きをすることが当たり前になり、1つひとつ丁寧に生活することが今は、できていない。大人たちの生活に対する、経験不足があるように思う。変わったのは、大人たちだ。

   
● まとめ
 

これから 、 私たちが、親や子どもと、どのように関わっていけば良いか、インタビューし、体と声で表現する。 ( 手法 コラージュ )

・「善意を信じる」、「共感する」、「コミュニケーションを図る」、「心にゆとりを持つ」


●アンケート記入・回収
 

◎具体的に、思っていることを形にすることによって、思っていたことがはっきりとわかることに気付いた。話すことだけでも、自分が何を思っているか、頭の中で整理され、さらに演技で形になると、さらにはっきりし、また次の考える段階にいけるような気がした。

◎日ごろ、自分では気付かなかったことを、このように体験することで、心のあり方、子どもとの接し方に変化が表れそうな感じがする。共感することが大事。

◎話の内容から、心の中まで届くように動作することは、すごい能力だと思った。 人の内面を深く感じとる感性は、とても、大切なことと認識した。

◎言葉で話すのと、演じられるのを観るのは、インパクトが違うと感じた。言葉の意味を考えながら、話を聞くより、観る方が、直接伝わってくるものがあるように思う。話を聞いているときは、「そうそう」とか「あるある」とか思っていたものが、演じられるのを観ると「そうなのかな」、「そういうふうなんだ」と違う感じを覚えたり、客観的に観ると、こうなのかと思ったりした。自分を振り返ってみることができた。

◎気持ちを表現していただいて、びっくりした。心を表現する豊かさがすばらしかった。   コミュニケーションを大切にし、心にゆとりがもてればいいと思う。

◎役者のすばらしさに驚いた。話を凝縮して、演じてくれたので、自分とはまた違うポイントを見られた。

◎自分の中の感情を客観的に見せていただくのは、貴重な体験だった。素直に反省できた。

◎自分の気持ちを上手に表現できなくても、私の気持ちをすぐに察知して、演じてくれて、とてもうれしかった。自分を客観的に見つめることができたと思う。他の人の話も劇として、見ると、とてもわかりやすかった。

◎演技の迫力に圧倒され、即興でしかも二人の息がピッタリで感心した。改めて、他の人が子どもとどんな気持ちで関わっているのかわかった。

◎自分が、保育者の立場で感じていることを客観的に目の前で演じていただけて、客観的に保育を感じることができた。


※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。

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