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「叱りすぎたかもしれない」 |
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我が家の子どもたちとは、テレビは決められ時間帯に見るという、約束ごとがある。
ある時、買い物から帰ってきた私は、子どもたちの様子がおかしいことに気がついた。テレビをあわてて消したようだった。息子は約束を破ったことを正直に白状したが、娘は自分の非を認めなかった。その日は、おやつの時にも、同じようなことがあったので、私は彼女を厳しく叱った。今思えば、あれほど叱る必要があったのだろうか。 |
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「一緒にいたい気持ちもあるけれど」 |
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嫁いだ先は、幼い子どもがいる母親も働くのが普通という土地柄である。私は、週末、仕事のサービス業に就いているので、休日に父親はいても、母親がいないという状況になってしまう。
このごろ、下の子どもは、私が仕事に行くことを嫌がる。まだ4歳なので、仕事を辞めて、子どもと一緒にいたいと思う。しかし、この土地では、多くの母親が働いているので、そうもいかない。
迷いながら働く、日々である。 |
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「自分の足で立っているのか?」 |
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息子は高校生である。父親の私に対して、至って従順である。自分の若い時を思い出すにつれ、彼のことが心配になる。昔の私は、自分の意志をしっかりと持っていた。自分の将来、進みたい道を真剣に考え、時には親とぶつかってでも、自分の意志を貫いた。
母親からの情報では、息子はガールフレンドとの交際など、何かといろいろありそうである。でも、父親の私とは、当らず障らず。心もとない気持ちで、彼を見ている。 |
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「足をひっぱりたくはないけれど」 |
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女性の自立やキャリアについて、常々関心を持ってきた。すべての女性が人間として輝き、自分自身の人生で花開いて欲しいとも願っている。そんな私が今、動揺している。30歳間近な娘が、東京で新しい仕事をしたいと言いだした。いざ、自分の子どものこと、となると簡単ではない。もうひとりの娘が既に遠くに嫁いでいることもあり、この地に親だけが取り残されるような気持ちになってしまう。彼女の足をひっぱるようなことだけはしたくないのだが。 |
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