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子育て支援関係者のための子育て支援研修会
「子育て支援者と保護者のコミュニケーション」
―プレイバックシアターでみるコミュニケーションのあり方―

日時:2006年3月7日(火) 13:00〜15:00
主催:平塚市社会福祉協議会・平塚市
人数:110人
(民生委員児童委員、地区社協、市内子育てサークル、NPO等での子育て支援活動者、地域の医療・保健・福祉関係者、自治体職員など)

2006.3.7

テーマ:男女共同参画社会の現実が私の体験になる日  

 
●全体の流れ
1.導入
「今朝の出来事」、「子育て支援についての気持ち」などをインタビューし、それを体と声で表現する。(手法 動く彫刻)

   
暖かい気候で、梅を見に行く親を見送った。いい時間を過ごしてほしい。
親子で訪れる人に、折り紙を提供したら親のほうが夢中になった。それもまたうれしい。
テープをはさみで切ろうとしているのに、はさみが使えない幼児がいた。とうとう切るのをやめて、指にぐるぐる巻きにして遊びだしたので、私もまねして遊んだ。楽しかった。
   
2.即興による再現ドラマ (手法 ストーリー)
   
「どう伝えればいいの?」
  支援センターに来ていた親が、おもちゃの取り合いをしている息子を叱り、挙句の果てに叩いた。一瞬、その場にいる人たちが凍りついた。なんとか声をかけたかったが、どう言っていいかわからなかった。
   
「見違えた親子の姿」
  親子それぞれが、色で遊ぶ講座を担当した。母親は連れてきた子どもに無関心で、親向けの講座にそそくさと行ってしまった。帰り際、子どもが描いた絵について、母親に話した。彼女は、親向けの講座で自分だけの時間を楽しみ、自分についての気付きも得たと、私の分析を素直に聞いた。仲睦まじく二人で帰っていく姿を見て、その変わりように驚いた。親は親で、良い時間を過ごせたからかなと思ってうれしかった。
   
「昔から今まで」
  30数年前に九州から平塚に越してきた。その頃、隣近所に垣根はなく、周りに支えられて子育てをした。近頃は、マンションが乱立し、母親が孤立して気の毒。年とった身ではあるが、そんな親たちを支援したいと活動している。若い母親に対して子どもの育て方、遊ばせ方の助言をしたいと思いつつ、口出しし過ぎるのもいけないと思い、言わないでいる。
   
「真実の関係まで3年間」
  障害があり、じっとしていられない子どもを連れてくる母親に3年付き合っていた。親が過干渉であると伝えたかったが、言いにくかった。親子のあり方が変化することを願い、勇気をもって私の意見を伝えたのだが、翌日から来なくなった。辛い3週間が過ぎた頃、親子で姿を現わした。ふと見ると子どもが、すっかり落ち着いて別人のようだった。母親は自分の関り方に問題が、あることを薄々気付いていたにも関らず、それを認めたくなかったことや私の言葉に気分を害したことを語り、私に謝った。ずっと迷っていたが勇気をもって踏み出し、本当のコミュニケーションを成し遂げたことが、感動的だった。
   
3.まとめ
未来に、どのような世の中を望むかをインタビューし、希望がかなった場面を演じる。 (手法 トランスフォーメーション)
   
「相手の気持ちになる」、「優しさがある」、「平和な社会」、「愛にあふれた世の中」、など。
 
●アンケート記入・回収
 
◎◎その人の話をつい良い悪い、こうしたら良いのではないか、こうだからダメなのよ、など善悪で考えてしまうのだが、そうではなく、その話をそのまま受け入れて、聞いてあげるのが大切!と、とても感じた。なんとなく、人と関わりを持たない方が、良いとされているような世の中だが、皆でがんばればきっと、温かい世の中に変わっていきそうと、とても穏やかな気持ちになれた。

◎みなさんが、保護者との関わりとの中で、いろいろなことを感じたり、考えたりしながら支援を行っていることを知ることができた。支援の難しさの中にも、親子へ寄り添うことの大切さを実感できた。

◎支援をしていると、マンネリ感や義務感に陥りがちになるが、今回参加して改めて、自分がやっていることは、間違っていないと感じることができた。これからも、自信を持ってコツコツとやっていきたいと思う。

◎子育てをしていると些細なことも、見守る大人のあり方で、子どもの心が輝いたり、しぼんだりしてしまうのだと、思いながら観ていた。みなさんが、いろんな思いで、支援に取り組んでいることを知り、元気をもらった。

◎自分がその場にいると、気持ちが一杯になってしまうことも、公演を観ることで、自分の気持ち、相手の気持ちを外から見ることができた。たくさんの気付きがあった。

◎寄り添うことの大切さを改めて感じた。決して指導しようという気持ちがあるとうまくいかないと思った。

◎とても、感動した。舞台上で言葉だけではなく、体全体で表現していることが、子どもも、同じように、私たち第三者に発信しているのだと考えさせられた。当事者にはわかりにくい点も、こちら側から見ていると本当に良く分かった。

◎相手の話をよく聞き、相手の立場になって考える。簡単なようで、なかなか難しい。それができるようになりたいけれど。
※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。

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