<子育て支援パフォーマンス> ケーススタディ

「子育ての輪・子育て支援の輪」

主催:NPO法人くすくす (岐阜県大垣市)
日時:2005年12月10日(日) 13:30〜16:30
人数:20人

2005.12.10

1.テーマ
自己表現、自己再発見講座  
 
2.全体の流れ
※前半が参加者全員で、体を動かすワークショップ、後半が公演形式。
@ワークショップ
a. 体を動かし、声をだすウォームアップゲーム 
b.
情報交換ゲーム 
  観客が、テーマに応じて自ら動き、参加者同士、お互いの情報交換を行う。
・子供の有無、人数、年齢、家族構成、など。  
・子育てをしていて思うこと、など。
c. 演じるゲーム
・ふたり組で、いろいろな役になってみる。
d. 即興劇にチャレンジ<シーン作り>
打ち合わせなく、グループで子育て中のシーンを作る。  

Aパフォーマンス導入
  前半のワークショップを体験しての感想、最近の親としての気持ちをインタビューし、それを体と声で表現する。 (手法 動く彫刻)
駄々をこねる、3歳児を演じてみて、自分が子どものころは、親に気持ちをストレートに言っていなかったことに気づいた。
子どもの気持ちになってみると、違う見方ができるのだなあと思った。
同居している母が子育てをしてくれて、楽。今後、夫婦2人の生活になったら、どうしようかと思う。
上記、夫婦で参加している夫の気持ち→申し訳ないと思いつつ、やっぱり楽だ。
  息子の家に電話をしたら、嫁が、我が家の名前を名乗り電話口にでた。一瞬、なんと答えれば良いのかわからなかった。

B即興による再現ドラマ(手法 ストーリー)
「難しい仲直り」
仕事が忙しく、疲れて家に帰ると妻がイライラ、ピリピリしていた。彼女は、「もっと子育てに協力してほしい。」という。私は十分、協力しているつもりだ。なんとなく喧嘩になり、私は「出て行く!」と怒鳴った。いつも、仲直りに時間がかかる。新婚のときのように、温かい関係になれたらいいのにと思う。
「不安」
中2になる娘の体のことが心配だ。その日も、寒くないかと心配で、自分の部屋から降りてきた娘に「暖房をつけていた?」と尋ねた。すると、「指示したり、しなかったりするのなら、いちいち言わないで、うるさいから。」と彼女に言われた。意味がわからず、しばらく考えて「かまわないで。」と言いたいのかと思った。でも、無性に心配でならない。
「母と娘」
母の意に副わない生き方を選んだとき、母と私の関係が悪化した。死が間近に迫った母に、「病気になったのはお前のせいだ!」とまで言われた。両親は、文字通り形だけの結婚生活を送ってきたのだと思う。でも、彼らが愛し合った末に私が生まれたのだと信じたい。そんな家族の関係なのに、病室で母を甲斐甲斐しく世話をする父の姿があった。そんなものかと思った。

C全体で感想の共有(手法 動く彫刻)
・人には、自分で道をみつける力があるのだと思った。
 
3.アンケート記入・回収
「びっくり、じーん、スッキリ、というような気分。息のあった演技にびっくりし、その表現によって癒されていく自分を感じた。私にもできるだろうか、と思いながら参加させてもらった。本当に良い出会いだった。
体を使って、自分で演じることをとても気持ち良く感じた。普段、なかなか物事を客観的に見ることができないので、自分の気持ちを第三者の目で見ることができて、とても良かった。
子どもから離れて、自己表現できてすっきりした。子育ての先輩に出会って、この先のいろんな場面を想定した劇を見て、勉強になった。
母親という立場を離れて、ひとりの人間として感じることができて良かった。
自分の言いたいことを言えないことが多いので、自ら演じたり、誰かに演じたりしてもらうと、とても癒される。
表現してもいいのだという安心感と、自分の中で見たくないという無意識の本心を見るのが、こわかった。表現することに慣れていない自分、さらけ出せない自分に気づいた。いろんな理由でそうなっている自分を見つけたとき、とても心が揺さぶられ気づいたら涙がでていた。
周囲や大切なものが見えなくなっていたが、自分の状況、気持ちを第三者的に見ることができて、良かった。もう少し、冷静になって子育てができそう。
※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。


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