●特別授業プレイバックシアター ケーススタディ

杉並区立阿佐ヶ谷中学校

日時:2004年12月6日(水)第2・3校時
学校名・学年・組:杉並区立阿佐ヶ谷中学校3年生3クラス  
人数:生徒32名、先生数名
2005.2.7

テーマ:人とのつきあい方を考える
背景:
人間関係を上手く築くことができない子どもたちに、行動変革を起こさせたいという、先生からの提案で、いつものような受身の講義ではなく、心に響き、感じる授業を設定した。

流れ

導入:
事前アンケートをもとに、人とのつきあいの中で尊重されなかった時、相手を尊重しなかった時、人が大切にされないのを見て、それぞれどんな気持ちだったかを生徒にインタビューし、それを体と声で表現した。(手法 動く彫刻)
・兄弟の中でいつも2対1になり、悲しい。
・友人とわかりあえた時、うれしかった。
・小さい妹が私の大切な服を噛んでしまい、がっかりした。
・電車の乗り換えの時、弟とはぐれてしまったのを近くにいたおばさんが助けてくれてうれしかった。
即興による再現ドラマ(手法 ストーリー):
コンビ二に行って戻ると、「公園で犬を虐待している男性に絡まれ、必死で逃げた」と女友達が興奮して泣き笑いしていた。尋常でない様子に思わず笑ってしまった。
両親が共働きなので、1人でよく外食をするが、その日はお金を忘れてしまった。
隣に座ったお姉さんに思いきって、声をかけて、お金を貸してもらった。助かった。
時間を過ぎても更衣室にいた生徒に、「早くしてよ!」と友人が怒鳴った。
1年生は泣きそうな感じで、服もろくに着ないで出て行った。
私もさすがに、こわいと感じたが、何も言わなかった。
一緒に出かけた高校生が後ろの車を挑発し、大人が怒鳴りながら追いかけてきた。
高校生はさっさと逃げ、自分だけが捕まり、とても怖い思いをしたのに、助けにこなかった。
私の猫が家からいなくなった。最近、猫さらいが流行っていると聞いたので、近所に停車していた怪しいトラックをみつけ、「ここにいるのでは?」と思い、中にいる猫を手当たり次第ダンボールに詰め込んで走った。その中に、自分の猫を見つけ、とても安心した。
姉と同じ中学受験の合格発表の日、私は「不合格」という言葉を背負って、家路に着いた。親はどんな反応をするだろうか?いつまでも家に着かなければいいのに。どうしたらいいのかわからない思いで帰ってきた私を、家族は普段と同じように迎えてくれた。その暖かさがうれしかった。
まとめ:
これから周囲の人と、どのようなつきあいをしていきたいかをインタビューして体と声で表現する。(手法 トランスフォーメーション)
・「みんな仲良く」、「高め合う」、「助け合う」、「思いやり」など。


アンケート記入・回収

生徒からの感想:
おもしろかった。実際に生徒が入り込める感じが良かった。自分なりにこういう時、人はどういう気持ちでいるのかということを知ることができた。
「イライラする」などの感情を、いつもとは違う角度から見ることができて良かった。
困っている人を助けるシーンを見て、自分も積極的に声をかけたいと思った。
ただただ感動。自分の語ったストーリーを忠実に再現してくれた。怒鳴られるシーンは迫力があり、見ていてあの時の怖さが蘇った。
自分の気持ちを誰かに表現してもらいたいとは思わない。自分の感じたことを自分自身で考えたいと思うから。今日の授業では、自分が主観的に見ていたものを、客観的に見直すというものだったと思う。
人には何かしてしまう時、1つの気持ちじゃないんだと演技を見ていて思った。
自分も気持ちや話を語りたくなった。
人はいろいろな人の支えや助けがないと生きていけないということを、授業を通して学んだ。
自分はどうだろうと思いながら見た。
思ったことを体で表現することを学んだ。人それぞれ思っていることが違うけど、自分の思っていることを態度で表すことは、人づきあいの中で重要なことなのではと感じた。自分が1歩踏み出すことが出来れば、人と人のつながりは出来ていくと思った。


問合せ先
プレイバッカーズ代表 宗像佳代
〒233-0011  横浜市港南区東永谷1-15-30-305
電話:046-873-2521
E-mail:info@playback-az.com

Copyright© 2010 Playback AZ All Rights Reserved.