子育て支援におけるプレイバックシアター

<子育て支援パフォーマンス> ケーススタディ(1)


●日時:1999年6月17日(木) 10:00〜12:30
●グループ名:若葉台乳幼児学級「やさしく ゆたかに わたしたちの会」(横浜市) 
●人数:27人
 
●テーマ:「心を育てる」−あなたの気持ちを表現します
背景:0歳児から4歳児までの乳幼児を持つ21人の受講生と12人の運営委員で構成された子育て支援グループが若葉台乳幼児学級。横浜市港北区に住む乳幼児の母親が中心となり、自分たちで運営、企画、実施まで担当する、9回の連続講座が行われた。
グループは、健やかな心が育つような集いで、学級生が地域の一人として人や社会と積極的に関わることで共に成長していくことを目指している。
 
●全体の流れ
1) 導入 情報交換ゲーム 「イエス、ノー」 
いくつかの質問に、イエス、あるいは、ノー、と答える形式のゲームで、子育てについてどう感じているか、どういう状況で子育てしているかなどの情報交換を行った。
2) 即興による再現ドラマ (手法 ストーリー) 
どうしても子どもを比べてしまう
  子どもが公園で周りの子と違うことばかりする。お友達も作ろうとしない。
おもちゃを、他の子に貸すのも嫌がる。仲良く遊んでいるよその子を見ると、つい比べてしまって、泣きたいほど悲しくなってくる。
大切な指輪なのに
  昔、夫に買ってもらった指輪。子どもが生まれる前はいつもしていて、大好きな指輪だったが、子どもが、生まれてからははずしていた。先日、久しぶりに、ワクワクしながら、つけてみたら、夫に「子どもがいるのに、そんなものつけたら危ない。」と言われ、ショックだった。
待望の赤ちゃんは、、、
  今、お腹に2人目がいる。長男はとても、神経質でうるさい。今度は、どうしても女のこが欲しくて「愛ちゃん」と、名づけて毎日呼びかけていた。先日、7ヵ月目に入り、性別を聞いたら「男の子です。」と、言われ、病院であまりに悲しくて、思わず泣いてしまった。
家族みんなの笑い
  家族4人で朝食を食べていた。朝からトーストを焦がしてしまって、少しがっかりしていた時、娘が焦げたパンを思いきりかじった。「あっ!」という声とともに、ぐらぐらして抜けかけていた歯がポロリ。
思わぬ出来事に、家族全員で大笑いし、ちょっと沈んでいた気持ちが飛んでいった。
3) アンケート記入、回収
●受講生感想
初めて見た。経験した。「スゴイ!」の一言で、途中、何か伝わってきて、涙がジワーッとした。
日常の細かい部分での喜びやイライラなど、あのように表現できるというのはすごいと思いました。また、自分の心の中、気持ちを客観的に見られたと思います。
初めて体感した空間でした。どんどん自分がその中に入り込んでいくのがわかりました。もっと見たかった。
今までの講座の中で一番印象深い内容でした。とにかく、これまで、見たことも聞いたこともない概念で新鮮でした。私自身の体験をプレイバックしていただいたのですが、自分の感情をそのまま受容してもらったようで、とても勇気づけられました。 

問合せ先
プレイバッカーズ代表 宗像佳代
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