大分市プレイバックシアター アクター養成講座
 全8回連続講座<第7回>
  受講生による「プレイバックシアター」公演

2012.1.29, 1.30

日時 : 2012年1月29日(日)、30日(月) 9:30~15:30
会場 : 大分市保健所 & コンパルホール 集会室
人数 : 日曜、月曜コース  各コース25人  観客 各回 40人
主催 : 大分市子育て支援課


●全体の流れ

ワークショップ
 a.情報交換
 ・「自主練習」に参加した回数と練習の様子を情報交換しよう 
 b.身体と声のウォームアップ  「背中たたき」&「アエイウエオア王様」
 c.プロジェクトグループごとにチームワーク、アクティングのためのウォームアップ 
 ・「春よこい」 歌詞をアクティング、振付けしてみよう
 d.上演のためのリハーサル
 ・<動く彫刻、ストーリー、ペアズ> 
 e.パフォーマンス実習
 ・一般観客に対してのプレイバックシアター上演
 

「魔の時刻」

 2歳の子どもと、生まれたばかりの赤ちゃんを抱えて大変な毎日を送っている。夕食の頃から始まり、ピークはお風呂の時間である。上の子が甘えて大騒ぎすると、仕方なく赤ちゃんを置いて泣かせたまま相手をすることになる。 私にとっては、どちらも大事な子どもであり、どちらにも同じように接したいと思っているが、とても疲れる。

「その気持ちに感動」

 子どもルームで働いていたとき、「どんぐりころころ」の歌が聞こえてきた。そのうち私の近くにきて歌ってくれた。2歳だというのに音程がとれていて、すばらしかったので「上手ね」というと、さらに何度も歌ってくれた。 お母さんの話によると先日、私がいないとき残念がっていたとのこと。そして、今日は私に会えたことがうれしくて歌を披露してくれているというのだ。その気持ちがうれしかった。

「でも、もう8ヵ月」

 8ヵ月になる下の子をお姉ちゃんが、とてもかわいがる。私が台所で手が離せないでいるときなど、ずっと面倒をみてくれる。欲しがるものをもってきてやり、行きたいところがあれば抱いて連れていく。仲良くしているのはうれしい。しかし、もう8ヵ月になるのに、自分から動こうとも這おうともしない。このままで大丈夫なのかと心配になる。

「助け舟」

 母親と子どもが集まる会場でのこと。母親同士は、話がはずみ、子どもは子どもで遊んでいた。そのうち上の息子がけんかをしたらしく泣きついてきた。下の子の授乳中だった私は、相手をしてやることもできず困ってしまった。そのとき、そこにいた母親仲間が赤ちゃんは見ているから上の子の話を聞いてあげたら、と言ってくれた。ほんとに助かった。

「揺れる思い」

 私が仕事に出て、7歳の子どもが1人で留守番をすることがある。そんなときのために、いくつかの約束ごとを決めた。大人がいないときには、友だちを連れてこないというのも、その1つだ。先日、その約束が破られていることが発覚し、再度話し合った。友だちの親のなかには、どうかと思うような行動をとる人がいることもわかった。あまり厳しくすると子ども同士の付き合いにも、近所づきあいにも差し障るかもしれない。どうしたものかと先が思いやられる。

アンケート記入・回収

< 公演後、観客からのアンケート(一部抜粋) >
◎現在、子育て中で毎日があわただしく過ぎている。怒ったり、泣いたり、笑ったりしているが、今回、それを客観的にみることができて良かった。これからも子育てをかんばっていきたいと思う。
◎具体的に演じてくれる場面を見て、客観視できるすばらしい体験だった。子育て中の人たちのために活躍をしてほしい。きっと手助けになると思う。公演を観ることにより、明日の希望が見えてくると信じる。
◎日頃の自分と娘の様子を客観的に見られ、とても楽しかったし、とても考えさせられた。思ったより自分の悩みは、小さな悩みだったなと明るく考えられるようになった。とても良かった。
◎心の内の複雑な声を表現するにも、いろんな方法があるということを知り驚いた。まだまだ知らない人が多いと思うので、もっと広がっていけば支援にもつながると思う。
◎動く彫刻がとても好きだ。何ともいえない感情のうなりが心にきた。役者と客席の心と心がつながったような瞬間もあって、すごいと思った。
◎話をした方(かた)が、プレイバックしてもらった後に涙ぐんだことが印象的だった。 そのときに戻って、別の人の立場から観ることができるプレイバックシアターは、素敵だと思った。
◎わずかな練習で、とても上手に演じていたので、びっくりした。自分の代わりに感情表現をしてくれていると思い、涙がでそうになった。
◎ぜひ、校区ごとにおさらい会が開かれることを望む。これからも広がるよう祈っている。
◎とても興味深かった。即興でストーリーを組み立てるその機転に驚いた。
◎とても心が温かくなった。多少演劇の心得はあったが、このような形にすることもできるのだと、新鮮な気持ちで観た。これだけたくさんの人が観に来ていることにも非常に驚いた。
◎大分にプレイバックシアターが根付いてくれることを望んでいる。子育て支援のみならず、いろんな分野でも活かされるのではないかと思った。
◎月1回の練習でプレイバッカーズのように堂々と演じていたのがすごいと思った。これからも練習を重ねて、大分に広められると良いと思う。
◎大熱演だった。難しい題材にも対応し、すばらしかった。
<子どもより>

◎お母さんが出ていたのでおもしろかった。 ちょっと当てられそうになったので、恥ずかしかった。


1. お友だちの話は聞けましたか?(26人回答)

聞けた どちらともいえない 聞けなかった
24人 1人 1人
92.4% 3.8% 3.8%

2. お友だちの気持ちはわかりましたか?(26人回答)

わかった どちらともいえない わからなかった
21人 4人 1人
80.8% 15.4% 3.8%

3. 自由に表現できましたか?(26人回答)

できた どちらともいえない できなかった
17人 7人 2人
65.4% 26.9% 7.7%

4. 「こうしよう」という、ひらめきがありましたか?(26人回答)

あった どちらともいえない なかった
16人 8人 2人
61.5% 30.8% 7.7%

5. お友だちと協力できましたか?(26人回答)

できた どちらともいえない できなかった
15人 10人 1人
57.7% 38.5% 3.8%

※ストーリー掲載にあたり、私たちは、ストーリーを語ってくださった方(テラー)のプライバシー保護のために、以下のことを遵守しています。
・事前にテラーの了解を得ています。
・テラーが特定できないように、表現に配慮しています。
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