2007年Summer/StarPeople Vol.22

WORK SHOP
プレイバッカーズのメンバーが贈る、 プレイバックシアターのワークショップ
それは、あなたの心への贈り物

2007年5月19日、プレイバックシアターのワークショップが開催された。
プレイバックシアターとは、ニューヨークで生まれた台本無しの即興劇。1975年にジョナサン・フォックスによって創始された。ルーツをたどってみると、文字を持つ文明よりももっと古い時代に遡り、宗教的儀式や情報交換、エンターテイメントや教育も即興劇を通じて行われていたという。
横浜市に本部を置く「劇団プレイバッカーズ」は、日本のプレイバックシアターの旗手。プレイバックシアターを「楽しみ・深め・広げる」ことを目的に結成されたプロ劇団だ。
メンバーは、演劇、教育、医療、社会活動など様々な分野に精通しており、社会性と演劇が融合した多様な公演を数多く実現してきた。
今回開催されたワークショップは、プレイバッカーズのメンバー佐藤久美子さんによるもの。プレイバックシアターの手法を多くの人に体験してもらうために行われた。
ワークショップのテーマは「人生の転換になった瞬間」。その実体験を参加者数人に語ってもらい、他の参加者が即興で再現していく。自分の体験を皆と共有し、相手の立場や気持ちを理解していくことで全ての存在との一体感が生まれてくる。
また自分の体験を他の人に演じてもらうことで、その体験や出来事に違う視点をもたらすことができるのだという。
参加者からは「確かに、自分におきた体験を演じてもらうことで、その体験に深い意味と価値を見出すことができた」、「自分の話を客観的に見ることで、別の視点が得られ、楽になった」という声を聞くことができた。
社会における様々な矛盾や葛藤、心が深く傷ついた体験や深い苦悩、悲しみをプレイバックシアターで表現することによって、新しい行動や生き方を見つける助けとなる。
人々の精神的な成長を促し、個々人が持つ痛みや喜びの体験を具現化する。そして心の深い部分で共感・共有することができる。全く新しい演劇の形として注目されている。
プレイバッカーズは1994年発足時より様々な分野において定期的に数多くのステージを実現し、年間約30回の公演実績を記録。現在は教育分野での活動も行っている。
いじめや登校拒否、介護や医療、子育て、人権問題など、様々な領域の解決策として注目を集めている。
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